【助動詞】will not → won’t になる理由

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won't になる理由 サムネイル画像
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結論:will not の標準的な短縮形は won’t です。willn’t にはなりません。

「will not 短縮形」で検索する人がまず知りたいのは、正しい形と、なぜその形になるのかです。

先に整理すると、日常会話や自然な文章では won’t がよく使われます。一方、レポートや契約文、学術的な説明のように硬い文体では、短縮しない will not の方が無難です。

  • 正しい短縮形:will not → won’t
  • 誤りやすい形:willn’t は標準的な英語では使いません
  • 意味:未来の否定、または「どうしても〜しない」という意思・拒否
  • 使う場面:会話では won’t、硬い文章では will not が自然
will not と won't の短縮形、意味、使う場面を整理した図
will not の短縮形は won’t。形・意味・場面を分けると迷いにくくなります。
主な使い方 例文
will not 丁寧・明示的・やや硬い否定 I will not forget this rule.
won’t 会話・自然な文章での否定 I won’t forget this rule.
willn’t 標準英語では不可 使わない

助動詞 will の中心的な意味や、will と be going to の違いも合わせて確認すると、won’t の意味も整理しやすくなります。

法助動詞 will の用法とコアイメージ

will と be going to の違い

今回の記事では、助動詞 will についての小ネタをお話していきたいと思います。

助動詞 will を学習していて、一度はこんなことを思ったことはありませんか?

will not の省略

今回は、この素朴な疑問について考えていきましょう。

will not → won’t になる理由
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よくある疑問

will not の省略

普通、助動詞 + not の省略形と言えば、

  •  can + not = can’t
  • must + not = mustn’t
  • should + not = shouldn’t 

のように、規則的な形をしています。

しかしながら、will + not に限っては、willn’t とならず、won’t となるのです。

なぜ、willn’t ではなく、won’t なのでしょうか?

この疑問を解決するために、〈英語史〉というアイデアを使ってみましょう。

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〈英語史〉とは

〈英語史〉とは、字のごとく「英語の歴史」のことですが、そんな〈英語史〉は以下の4つの区分に分類することができます。

① 700年頃 ~1100年   古英語
② 1100年頃 ~ 1500年 中英語
③ 1500年 ~ 1900年 近代英語
④ 1900年頃 ~ 現在   現代英語
【注意事項】
上の分類は、研究者や区別の基準によって異なります。また、ある年数を境に英語がガラッと変わったわけでもありません。言語は徐々に流動的に変化していくものです。

ここで重要なことは、『英語は様々な姿をしていた』という点です。

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will not → won’t になる理由は…

さて、本題のwilln’t ではなく won’t になる理由』ですが、鍵を握るのは〈中英語〉です。

〈中英語〉では、

willwol という綴り字になっていた
という事実が存在します。
正確は、現在のwillには、wil と wol の2つの綴り字が存在した、と言った方が正しいです

そして、この〈中英語〉のwol notの短縮形 “won’t”現在にも受け継がれたのです。

以上で、今回のテーマに対して回答が与えられました。

will not → won’t になる理由

中英語の綴りwolの否定形が現在に継承されたから
wol not だったら woln’t になるのでは?」と疑問に感じる方もいるかと思いますが、woln’t ではなく、won’t に なる理由としては、発音上の円滑化を目的に l が省略されたと考えるのが一般的です。
このように〈英語史〉の知見は英文法の疑問解決に貢献してくれます。

〈英語史〉を扱った記事のご紹介

当ブログでは、〈英語史〉の知見を取り上げた記事を作成しています。

英語史と英文法の奥深い繋がりに出逢えること間違いなしです。

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will not と won’t でよくある疑問

will not と won’t は完全に同じ意味ですか?

基本的には同じです。どちらも will の否定を表します。

ただし、will not の方が形を明示するぶん、やや硬く、強調しているように感じられることがあります。won’t は会話で自然に使いやすい形です。

won’t は「〜しないつもり」という拒否にもなりますか?

はい。文脈によっては単なる未来の否定ではなく、「どうしても〜しない」「〜する気がない」という意思や拒否を表します。

The door won’t open. のように、主語が人ではない場合は「ドアがどうしても開かない」のように、物が期待通りに動かない意味にもなります。

フォーマルな文章では won’t を避けるべきですか?

学校のレポート、契約文、かなり硬いビジネス文では will not と書く方が無難です。会話、ブログ、説明文では won’t でも自然です。

なぜ willn’t ではなく won’t なのですか?

現在の形だけを見ると不規則に見えますが、歴史的には will の古い形や発音変化が関係しています。この記事の後半では、その背景を英語史の観点から説明します。

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今回のまとめ

さて、今回の記事はかなり短めでしたが、この記事のまとめをしておきましょう。

will not → won’t になるのは、中英語の wol not の省略形 won’t が受け継がれたから
今回の記事では、あっさりとした内容でしたが、他の記事では助動詞 will についてかなり詳しく取り上げています。ぜひ他の記事もご参照ください。

◆助動詞シリーズwill第1弾 
【助動詞】法助動詞willの用法とコアイメージ

◆助動詞シリーズwill第2弾 
【助動詞】will と be going to の違い

◆助動詞シリーズwill第3弾 
【助動詞】willと現在形が表す『習慣』の違い

ご覧いただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
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