【返事の根拠】TOEIC間接応答を聞き分ける復習とアプリ選び

会議はいつかという問いに予定表を確認すると返す間接応答の理由を示す図

TOEIC Part 2で、質問も返答の単語も聞こえたのに正解を外してしまう。解説を読むと「なるほど」と思うのに、次の問題でまた同じように迷う。そんな悩みを持つ方に向けた記事です。

この記事では、直接答えていない返事(間接応答)がなぜ正解になるのかを2つの作例で確かめ、間違えたときにどこを復習すればよいかを記録から決める方法を紹介します。

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「聞こえたのに選べない」のはなぜ?間接応答でつまずく理由と答え

間接応答で点を落とす人の悩みは、たいてい次のようなものです。

こんなふうに間違えていませんか?

  • YesもNoもない返事は、答えになっていないと思って外してしまう
  • 質問と同じ単語が入った選択肢を、つい選んでしまう
  • 解説を読めば分かるのに、音声だけだと関係に気づけない
  • 間違えた理由が分からず、何を復習すればいいか決まらない
間接応答って、結局「空気を読む」センスの問題なのかな…。
センスじゃないよ。「質問が何を求めているか」と「返事が何を伝えているか」を結ぶ手順なんだ。手順だから、練習で身につけられるよ。

結論を先にお伝えします。間接応答は、質問の要求(依頼・場所など)に、返事の情報がどう応じているかを一言で説明できれば選べます。

この記事の結論
  • 「質問の要求→返事の情報→なぜ答えになるか」の3段で考える
  • 選択肢にない事情は作り足さない。直接か間接かで正誤は決まらない
  • 間違えたら「初回」「文字を見ずに再聴」「文字確認」を分けて記録する
  • 記録から、音・質問の保持・推論・単語の連想のどこへ戻るかを決める

作例1:「予定がある」が依頼への返事になる

以下の英語は、この記事のために作った作例です。TOEIC公式問題やアプリの収録問題ではありません。

作例1Q: Could you cover the front desk after lunch?(昼食後に受付を代わってもらえますか)
(A) I’m scheduled to lead a tour then.(その時間は案内を担当する予定です)
(B) The desk was delivered yesterday.(机は昨日届きました)
(C) Lunch is in the refrigerator.(昼食は冷蔵庫にあります)
受付代行の依頼に同じ時間の案内予定が制約として返り、価格表の所在へ掲載先が答える二例
質問の要求、返答の情報、その関係を三段で追う。

最も自然なのはAです。3段で整理すると次のようになります。

  1. 質問の要求:昼食後に受付を代わってほしい(行動の依頼)
  2. 返事の情報:その時間(then=after lunch)は案内の予定がある
  3. なぜ答えになるか:同じ時間に別の仕事があるので、引き受けにくいと伝えている

BはdeskとCはlunchが質問と同じ語ですが、代わってもらえるかどうかには答えていません。質問の単語を拾っているかどうかではなく、要求に応じているかどうかで選びます。

作例2:「掲載した」が場所の答えになる

作例2Q: Where can I find the updated price list?(更新した価格表はどこにありますか)
(A) Maya posted it on the staff website.(マヤが社内サイトに掲載しました)
(B) The list includes delivery fees.(その表には配送料も含まれています)
(C) Prices rose last month.(先月値上がりしました)

Aは場所を「〇〇にあります」とは言っていませんが、「社内サイトに掲載した」ことで、そこを見れば分かると伝えています。BとCは価格表の話題には関係しますが、場所には答えていません。

事情を作り足さない、直接か間接かで決めない

間接応答を解くときに気をつけたいことが2つあります。

  • 事情を作り足さない:作例1で「この人は受付が嫌いだから断った」と考える必要はありません。分かるのは、同じ時間に別の仕事があることだけです
  • 直接か間接かで正誤は決まらない:「間接的な返事なら正解」という規則はありません。直接の答えでも、要求に合っていれば正解です

選択肢に書かれた情報だけで理由を説明できるかが、正解の目安です。

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間違えたら、初回・再聴・文字確認を分けて記録する

解説を読んで納得しても、何を直すかが残らなければ、次の問題でまた迷います。そこで、1問ごとに次の3段階を分けて記録します。

STEP
初回:解いた直後に、覚えていることを書く
解説を読む前に、質問が何を求めていたか、どれを選んだか、なぜ選んだかを書きます。
STEP
再聴:文字を見ずに、もう一度聞く
音声だけで、質問と返事の関係が分かるようになったかを確かめます。
STEP
文字確認:スクリプトと解説で答え合わせ
文字を見て初めて分かったことを、初回の欄とは別に書きます。
受付の依頼と価格表の所在について初回、音だけで再聴、文字確認、次の練習を分ける空欄表
再聴で分かったことと、文字を見て初めて分かったことを分ける。

後から分かった答えで初回の欄を書き換えないことが大切です。書き換えると、最初に何を聞き落としたのかが消えてしまいます。

記入例:2つの作例を間違えた場合

次は書き方を示すための架空の記入例です。

項目 作例1(受付) 作例2(価格表)
初回に覚えていたこと 「受付の話」だけ 「価格表の場所」
選んだ答えと理由 B(deskが同じだった) B(価格の話なら関係あると思った)
再聴 after lunchが聞き取れた 再聴してもBを選んだ
文字確認 thenと時間が重なることに気づいた 「掲載した→そこにある」の関係が初めて分かった
次の練習 質問の要求を一言で保ったまま返事を聞く 要求と返事の情報を短く結ぶ練習

記録から、戻る練習を決める

記録を見ると、つまずいた場所によって戻る練習が変わることが分かります。

記録に出たサイン つまずいた場所 戻る練習
文字なら分かるのに、音で単語が取れない 音 その区間の音と文字を照合し、音だけに戻る
返事を聞く前に、質問の要求を忘れている 質問の保持 「依頼」「場所」など要求を一言で保って聞く
文字を見ても、なぜ答えになるか分からない 推論 質問→返事→理由を声に出して説明する
質問と同じ語の選択肢を選んだ 単語の連想 その語を消しても返事になるかを確かめる
同じ単語が入っている選択肢は、全部捨てればいいの?
それは危ないよ。同じ単語が入った正解もあるからね。「その単語がなくても、質問への返事として成り立つか」で確かめよう。

音・保持・推論・連想は同時に崩れることもあります。一度の再聴で原因を決めつけず、当てはまるものに複数印をつけたり「保留」と書いたりして構いません。また、答えを覚えた解き直しと、未見の問題での判断は分けて記録しましょう。

記録で「音」の取りこぼしが多いと分かった方は、手持ちの問題集の音声を区間ごとに聞き直せる環境があると便利です。abceedの無料プランなら、対応教材の音声を区間リピートで再生できます。

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つまずいた場所に合わせて、講義か音声教材を選ぶ

記録で原因の目星がついたら、それに合う教材を選びます。

  • 文字を見ても返事の筋道が分からない(推論):講義で解き方から確認する → スタディサプリTOEIC
  • 筋道は分かるが、音を取りこぼす(音):手持ち教材の音声をくり返す → abceed

両方が不足する日もありますが、まず持っている教材でどこまでできるかを見ると、不要な契約を避けられます。なお、どちらのアプリも、この記事の4分類を自動で診断する機能があるわけではありません。自分の記録が判断材料です。

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無料体験 初回7日間(申込日が1日目)。期間中に止めれば料金はかからない
Part2講義、問題演習、自分の紙に返事の根拠を書き、必要な音を復習する流れ
サービスで学ぶ部分と、利用者自身が記録して判断する部分を分ける。

間接応答の練習では、次の流れで使います。

  1. Part 2の講義で、質問と返事のつながり方を確認する
  2. 演習で解き、初回の理由を紙に残す
  3. 聞き取れなかった部分をディクテーションで復習する

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コース全体の評判・料金・無料体験の注意点は総合記事に、講座を使う順番は使い分けの記事にまとめています。

→ スタディサプリENGLISHの評判と料金|無料体験・コース選び
→ パーフェクト講義・アダプティブ講座の使い分け

abceed:手持ち教材の音声を、区間ごとに聞き直す

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手持ち教材に対応する版の音声と区間再生、対象教材の本文・解説の利用範囲を別に確かめる図
音声反復の入口と、本文・解説が使える範囲を分けて判断する。

手持ちの問題集と同じ版の音声を開き、該当の問題を初回どおりに聞いて紙に残してから、必要な区間だけ聞き直します。筋道は分かっていて音だけを取りこぼす人には、無料で始められるabceedが手軽です。ただし、無料で使えるのは音声で、問題本文や解説まで無料とは限りません。

Proで使える教材や模試まで含めた機能の全体像は、abceedの総合ガイドにまとめています。

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原因が絡んで分けられないときだけ、相談を使う

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一種類の誤答だけで相談を必須にせず、優先順位が決められないときの補助にする。

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相談を使った方がよい人、まだ要らない人

相談を検討したい人

  • 記録をつけても、音・文法・推論のどこから手をつけるか決められない
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  • 週に十分な学習時間を確保できる
まだ相談しなくてよい人

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相談では、現在のスコアや期限だけでなく、初回・再聴・文字確認の記録と、生活で使える時間を見せましょう。「この2つの失敗なら、何を先に確かめるべきか」「提案された学習量を生活に置けるか」を聞くと、判断材料が具体的になります。無料相談と有料受講は別の判断なので、総額・期間・保証条件を確認してから決めてください。詳しくはトライズTOEICの評判と料金・保証条件の記事にまとめています。

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次の復習では「どう返事になったか」を一行残す

間接応答を解くときは、隠れた事情を自由に想像するのではなく、質問の要求に返事の情報を結びます。

一行メモの例作例1:昼食後の代行依頼 → 同じ時間に案内予定 → 引き受けにくい
作例2:場所の質問 → 社内サイトに掲載 → そこを見れば分かる
受付代行の要求、同時刻の案内予定、thenの聞き落とし、質問を保って聞く次の練習をつなぐ図
次の一問では、選んだ根拠と残ったつまずきを一行で分ける。
次に間違えたときの3ステップ

  1. 解説を見る前に、自分の答えと選んだ理由を残す
  2. 音・質問の保持・推論・単語の連想のどこへ戻るかを決める(分からなければ「保留」)
  3. 解き直しで覚えた正解ではなく、未見の問題で「どう返事になったか」を説明できるか確かめる

「どう返事になったか」を一行で言えるようになれば、単語の一致に引っぱられにくくなります。

返事の筋道をまだ一行にできない方は、スタディサプリTOEICの7日間無料体験で、Part 2の講義と演習を往復してみてください。講義で見た考え方を、その場で問題に当てはめて確かめられます。

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