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【音声学Ⅴ】母音の全体像 (分類・種類・チャート・調音記述・IPA記述・具体例)

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言語学
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当記事は、現代アメリカ英語を対象にしています

この『音声学Ⅴ』では、〈母音〉(vowel)について見ていきます。

母音とは、〈分節音〉というカテゴリーに属し、〈子音〉と対をなす言語音です。調音音声学の立場からは、口の中で気流が妨げられることなく発せられ調音される言語音と定義することができます。

また、アメリカ英語における母音は次の通りになっています。

【音声学】アメリカ英語における母音は舌の高低、舌の前後、円唇性から分類される

この記事では、図やイラストを豊富に用いて、基礎的な母音の知識をお届けします。ぜひ最後までご覧ください。

母音の種類・分類法・記述・具体例
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【基礎知識】音声学(Phonetics)とはどんな学問か?

本題に入る前に、そもそも音声学とはどんな学問か?ということに触れておきます。

音声学は、言語学の1つの分野であり、人間の言語の(物理的な)音に注目します。また、以下のように3種類の音声学が代表的です。

音声学の定義は「言語音がどうやって作られ、空気中を伝わり、耳で理解されるか」です。」

つまり音声学の定義は、人間の言語に使われている音が「どのように作られ」、「どのように空気中を伝播し」、「どのようにして聞き取られ理解されるのか」、を研究する学問です。

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【音声学Ⅰ】音声学とは何か?定義/種類/音韻論との違いをわかりやすく解説

言語学における音声学の位置付け

ここで言語学全体における音声学の立ち位置を確認しておきましょう。

言語学の分類・種類「音声学・音韻論・形態論・統辞論・意味論・語用論」

言語には、大雑把に言うと「音」「構造」「意味」の3つの側面がありますが、音声学は、名前の通り言語の「音」に注目します。

音声学のおさらいは以上です。次から本題の〈母音〉について見ていきます。

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母音(vowel)は分節音に属する

【音声学Ⅲ】言語音の分類(超分節音/分節音/母音/子音/半母音)で取り上げたように、言語音はいくつかのカテゴリーがありますが、今回のトピックである〈母音〉は〈分節音〉というカテゴリーに属し、〈子音〉と対をなす言語音です。

言語音は、分節音と超分節音に分類でき、分節音は更に子音と母音に分類できる

上の図を通して、今回のトピックである〈母音〉が言語音全体の中でどの立ち位置にあるのか簡単に押さえておきましょう。

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【音声学Ⅲ】言語音の分類(超分節音/分節音/母音/子音/半母音)

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【音声学Ⅵ】子音の全体像 (分類・種類・チャート・調音記述・IPA記述・具体例)

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【音声学Ⅶ】半母音(w/j)の定義・特徴・具体例

この記事の最後に音声学の関連リンクをまとめて掲載しています。
お好きなタイミングでご覧ください。
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母音の特徴と分類方法

〈母音〉とは、空気が声道を経て口から出るまでの間、調音器官に阻害されずに作られる言語音と言うことができます。

そんな〈母音〉は、主に以下の4つの性質から分類されます。

母音の分類

  1. 舌の高低(Tongue height)
    舌がどのくらいの高さに位置するか(下・真ん中・上)
  2. 舌の前後(Tongue advancement)
    下がどのくらい前に位置するか(前・中央・後)
  3. 唇の丸さ(円唇性)(Lip rounding)
    唇が丸いかどうか(丸い・丸くない)
  4. 舌の緊張度合い(Tenseness)
    舌が緊張を伴っているかどうか
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IPAチャートにおける母音

まずは、全世界の言語にどのような〈母音〉が存在しているのかを見てみましょう。

2021年現在では、母音のIPAチャートは以下のようになっています。

IPAチャート一覧表(母音)

『音声学Ⅳ』の【音声学Ⅳ】IPA(国際音声記号)の概要と利点でも説明した通り、上記のIPAチャートは、世界中の言語の母音を網羅しています。

IPAは、日本語や英語などの個別言語だけを対象にしたものではなく、全世界の言語を記述対象とした音声記号です。ただ、同じ言語音でも言語によって調音位置は異なります(例:英語における[i]とセイリッシュ語における[i]が調音される位置は異なる)。
参考:【音声学Ⅳ】IPA(国際音声記号)の概要と利点

現時点において世界中の言語の母音は、上記のIPAチャートのどれかしらに当てはまるわけですが、(記事の長さと運営者の知識を考慮して)当記事でターゲットとするのは「現代アメリカ英語」だけに絞らせていただきます。

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現代アメリカ英語における母音

さて、当記事でターゲットとする現代アメリカ英語における〈母音〉は以下のようになります。

ここで、〈母音〉を分類するための4つの性質を思い出してください。

母音の分類

  1. 舌の高低(Tongue height)
    舌がどのくらいの高さに位置するか(下・真ん中・上)
  2. 舌の前後(Tongue advancement)
    下のどどのくらい前に位置するか(前・中央・後)
  3. 唇の丸さ(円唇性)(Lip rounding)
    唇が丸いかどうか(丸い・丸くない)
  4. 舌の緊張度合い(Tenseness)
    舌が緊張を伴っているかどうか

ここから先では、これらの特徴を1つずつ見ていきます。

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① 舌の高低 (Tongue height)

まずは、「舌の高低(tongue height)からです。ここでは、舌の頂上の位置を高低によって分類します。

現代アメリカ英語において、この「舌の高低」に基づく分類は下記の通りです。

母音を分類するための基準の1つは舌の高低である

現代アメリカ英語の母音をこの「舌の高低」の観点から分類する場合、一般的に3つのカテゴリーになります。

舌の高低による母音分類

  • 高母音(狭母音)
    舌の頂上が高く、口の開きが狭い状態で調音される母音
  • 中央母音
    舌の頂上が中央で、口の開きも中間の状態で調音される母音
  • 低母音(広母音)
    舌の頂上が低く、口の開きが広い状態で調音される母音

補足説明:「広さ」という基準を使う場合もある

当記事では「高低」という基準を採用していますが、公式のIPAチャートでは「広狭」という基準を採用しています。また、この基準から分類した母音も3種類だけではなく、7種類存在しています(狭母音・広めの狭母音・半狭母音・中央母音・半広母音・狭めの広母音・広母音)。当記事は、①現代アメリカ英語だけを対象としているため「高低」という基準に基づく3分類で十分であること、②感覚的に「広狭」よりも「高低」の方が分かりやすいという、2つの理由から「舌の高低」という用語を採用します。ただ「広い/狭い」という基準で代用されることもあるということは頭の片隅に停めておいてください。
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② 舌の前後 (Tongue advancement)

次の基準は、「舌の前後(tongue advancement)です。すなわち、舌の頂上の位置が口の中の前後のどこにあるかによって分類します。

現代アメリカ英語において、この「舌の前後」に基づく分類は下記の通りです。

母音を分類するための基準の1つは舌の前後位置である

現代アメリカ英語の母音をこの「舌の前後」の観点から分類する場合、一般的に3つのカテゴリーになります。

舌の前後による母音分類

  • 前舌母音
    舌の最も高く盛り上がった部位が最も前の位置で調音される母音
  • 中舌母音
    聴覚印象によって前舌母音と後舌母音の中間に位置するとされる母音(物理的な位置によるものではない)
  • 後舌母音
    舌の最も高く盛り上がった部位が最も後ろの位置で調音される母音
1つ目の基準である「舌の高低」とほとんど同様なので問題ないかと思いますが、1つだけ注意点があります。それは、「〈中舌母音〉は舌の物理的な位置ではなく、聴覚印象によって中央に位置すると定められた母音である」ということです。〈中舌母音〉だけは物理的な基準にによるものではないので注意が必要です。

補足説明:国際IPAチャートでは5種類

先程の「舌の高低」と同様に、公式のIPAチャートには更に多くの分類が示されています。当記事で紹介した3種類ではなく、「前舌母音・前舌め母音・中舌母音・後舌め母音・後舌母音」の合計5種類です。先程と同様に、現代アメリカ英語における母音を記述するには問題ありません。
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③ 唇の丸さ (Lip rounding)

3つ目の基準は、「円唇性(lip rounding)です。すなわち、唇が丸みを伴っているかどうかによって分類します。

現代アメリカ英語において、この「円唇性」に基づく分類は下記の通りです。

母音を分類するための基準の1つは円唇性である

現代アメリカ英語の母音をこの「円唇性」の観点から分類する場合、「丸いか丸くないか」の2つに分類されます。

円唇性による母音分類

  • 円唇母音
    唇が丸みを伴った状態で調音される母音
  • 非円唇母音(平唇母音)
    唇が丸みを伴わない状態で発音される母音
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④ 緊張性 (Tenseness)

最後の4つ目の基準は、「緊張性(tenseness)です。すなわち、舌の緊張度合いに基づいて分類します。

現代アメリカ英語において、この「舌の緊張性」に基づく分類は下記の通りです。

母音を分類するための基準の1つは舌の緊張性である

現代アメリカ英語の母音をこの「舌の緊張度合い」の観点から分類する場合、「緊張しているか緊張していないか」の2つに分類されます。

緊張性による母音分類

  • 緊張母音
    舌(その他調音器官含む)が緊張を伴った状態で調音される母音
  • 弛緩母音(平唇母音)
    舌(その他調音器官含む)が緊張を伴わない状態で調音される母音
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英語における4つの母音の分類基準のまとめ

さて、今まで現代アメリカ英語のおける母音を分類するための4つの特徴を見てきました。まとめると、次の通りになります。

母音の分類

  1. 舌の高低(Tongue height)
    舌がどのくらいの高さに位置するか(下・真ん中・上)
  2. 舌の前後(Tongue advancement)
    下のどどのくらい前に位置するか(前・中央・後)
  3. 唇の丸さ(円唇性)(Lip rounding)
    唇が丸いかどうか(丸い・丸くない)
  4. 舌の緊張度合い(Tenseness)
    舌が緊張を伴っているかどうか

そして、この4つの基準に基づくと、次のような分類ができあがります。

【音声学】アメリカ英語における母音は舌の高低、舌の前後、円唇性から分類される

単母音と二重母音については後述します

さてこれで現代アメリカ英語における基本的な分類方法をマスターすることができました。

次に気になるのが、それぞれの母音をどのように記述するのか?ということです。次のセクションでは、今まで見てきた母音の特徴を用いた調音記述の方法について見ていきましょう。

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母音の調音記述の方法と具体例

例えば、下のイラストで赤く囲った左隅の母音[i]を調音記述するとしましょう。

調音記述の具体例

この母音[i]を記述するために、今まで見てきた4つの特徴を使います。

4つの特徴をおさらいしておきましょう。

  1. 舌の高低(Tongue height)
    舌がどのくらいの高さに位置するか(下・真ん中・上)
  2. 舌の前後(Tongue advancement)
    下のどどのくらい前に位置するか(前・中央・後)
  3. 唇の丸さ(円唇性)(Lip rounding)
    唇が丸いかどうか(丸い・丸くない)
  4. 舌の緊張度合い(Tenseness)
    舌が緊張を伴っているかどうか

そして、これら4つの特徴を、下のイラストの順番で並べていけば良いのです。

母音を調音記述するためには、舌の高低・舌の前後・円唇性・緊張性の順で記述する

 

したがって、具体例として出した母音[i]を4つの特徴を用いて調音記述すると、

hight front unrounded tense vowel
(高(or狭)前舌非円唇緊張母音)

となります。

日本語で調音記述をする場合、英語の順番と少し変わるようです。また、日本語で記述する場合は4つ目の特徴である緊張性(tense/lax)が含まれることは少ないようです。この分野は英語でしか習っていないのでよくわかりません。
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単母音(monophthongs)と二重母音(diphthongs)

今まで母音を分類するための基準となる4つの特徴と、その基準を用いた調音記述を見てきました。

このセクションでは、その分類・記述には登場しないような母音の特徴を見ていきます。

それが、〈単母音〉と〈二重母音〉です。

母音は発声中の調音の変化の有無から単母音と二重母音に区別できる

二重母音のIPA表記について補足説明を後述しています。また、考え方によっては、アメリカ英語には二重母音の他に三重母音も存在するという意見もありますが、ここでは除外します。

単母音(monophthongs)

単母音一つの母音の発声中に調音を変えないもの

現代アメリカ英語における〈単母音〉は、

[i] [ɪ] [ɛ] [æ] [ə]
[ʌ] [u] [ʊ] [ɔ] [ɑ]

以上の10種類です。

二重母音(diphthongs)

二重母音重母音の一種で、一つの母音の発声中に調音を変えるもの

現代アメリカ英語における〈二重母音〉は、

[aɪ] ”buy”
[aʊ]  ”cow”
[ɔɪ]  ”boy”
[oʊ] ”go”
[eɪ] ”say”

以上の5種類です。

上記の単語を発音してみると、該当する母音を発音している最中に舌の位置が動いていることがわかるはずです。

二重母音のIPA表記の補足説明

二重母音のIPAは次のように表記されることもあります。

[aɪ] = [aj]
[aʊ] = [aw]
[ɔɪ] = [ɔj]
[oʊ] = [ow]
[eɪ] = [ej]

違いは、二重母音の2つ目の母音に「母音」を当てているか、それとも「半母音(わたり音glide)」を当てているかどうかです。

下の図の通り、当記事で使用しているのは左側に並んでいる「母音+母音」の表記です。

【音声学】アメリカ英語における母音は舌の高低、舌の前後、円唇性から分類される

結論、どっちの表記を使っても問題ありません。重要なのは、同一の表記を一貫して使用することです。

以上で〈単母音〉と〈二重母音〉の解説は終了です。

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母音のIPA記述の具体例

さて、今まで見てきた母音の復習を兼ねて、実際にIPA表記の具体例を見てみましょう。

母音 単語 IPA記述 単語の具体例
[i] fee [fi] she, cream, believe, receive, serene, highly
[ɪ] fit [fɪt] hit, income, definition
[eɪ] fate [feɪt] they, clay, grain, gauge, engage, great, sleigh
[ɛ] let [lɛt] led, head, says, said, sever, guest
[æ] bat [bæt] panic, racket, laugh
[u] boot [but] do, two, loose, brew, through,
[ʊ] book [bʊk] should, put, hood
[oʊ] note [noʊt] no, throat, though, slow, toe
[ɔ] fought [fɔt] caught, normal, all 
[ɔɪ] boy [bɔɪ] voice, boil, toy
[ɑ] rob [ɹɑb] cot, father, body
[ʌ] shut [ʃʌt] other, tough, lucky, what, flood
[ə] suppose [səpʰoʊz] about, collide, hinted, telegraph
[aʊ] crowd [kɹaʊd] bough, house, plow
[aɪ] lies [laɪz] my, tide, thigh, buy

何回も見て発音とIPAを対応させてみてください。

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この記事のまとめ

『音声学Ⅴ』はこれにて終了です。

今回は、現代アメリカ英語における〈母音〉について見てきました。以下に、母音についてのまとめを載せておきます。

母音とはなにか?

〈母音〉とは、〈分節音〉というカテゴリーに属し〈子音〉と対をなす言語音であり、口の中で気流が妨げられることなく発せられ調音される言語音のことです。

母音の分類

そんな〈母音〉を分類するための代表的な特徴は4つです。

母音の分類

  1. 舌の高低(Tongue height)
    舌がどのくらいの高さに位置するか(下・真ん中・上)
  2. 舌の前後(Tongue advancement)
    下のどどのくらい前に位置するか(前・中央・後)
  3. 唇の丸さ(円唇性)(Lip rounding)
    唇が丸いかどうか(丸い・丸くない)
  4. 舌の緊張度合い(Tenseness)
    舌が緊張を伴っているかどうか

そして、この4つの基準に基づくと、次のような分類ができあがります。

【音声学】アメリカ英語における母音は舌の高低、舌の前後、円唇性から分類される

特徴を用いた調音記述

この4つの特徴を用いて母音を調音表記(articulatory description)する際は、①から④の順番で特徴を並べていきます。

母音を調音記述するためには、舌の高低・舌の前後・円唇性・緊張性の順で記述する

◆具体例
母音[i]:hight front unrounded tense vowel (高(or狭)前舌非円唇緊張母音)

単母音と二重母音

また、〈単母音〉と〈二重母音〉という区別もあります。

母音は発声中の調音の変化の有無から単母音と二重母音に区別できる

単母音

一つの母音の発声中に調音を変えないもの

二重母音

重母音の一種で、一つの母音の発声中に調音を変えるもの

二重母音のIPAには、2つ目の母音に「母音」か「半母音(わたり音glide)」を当てるかによって異なる表記がありますが、同一の表記法を一貫して用いる限り、どちらを用いても問題ありません。

 

当記事を通して、母音の基本的な理解を深めていただけたら幸いです。

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