- SantaアルクとabceedはどちらもAIって聞くけど、何が違うのか分からない…
- 予測スコアを無料で見たいだけなのに、課金が必要なの?
- 金のフレーズやでる1000を使いたいけど、アプリで完結できる?
- 両方入れてみたものの、結局どっちを軸にすればいいのか決まらない…
この2つが並んで見えるのは当然です。どちらも「AIが弱点を分析してスコアを予測する」と説明されるため、機能の名前だけを並べると違いが消えてしまいます。
先に結論を言うと、分かれ目は「AI診断がどこまで無料で届くか」と「演習教材の幅」の2点です。無料のまま現在地を知りたいならSantaアルク、市販の定番教材ごと演習を一本化したいならabceedになります。同じAIでも、担当している仕事がまるで違います。
筆者は英検1級を保持し、日本最大級の英語サービスの運営に携わりながら、TOEIC対策アプリを比較検証してきました。この記事では、公式が公表している情報をもとに、両者を3つの軸で整理します。

どっちもAIで弱点が分かるんでしょ?だったら安いほうでいいのかな…。

そこが落とし穴なんだ。同じ「AI診断」でも、Santaは無料で予測スコアまで届くのに対して、abceedの予測スコアは有料プランの機能なんだよ。

えっ、そうなんだ。じゃあ無料で済ませたいならSanta一択…?

診断だけならね。でも「診断のあと何で演習するか」まで考えると話は変わる。そこがabceedの独壇場なんだ。順番に見ていこう!
- SantaアルクとabceedのAI診断が、無料でどこまで届くかの違い
- 演習教材の幅(市販の定番教材が使えるかどうか)という決定的な差
- 3つの軸で見た比較表と、レベル・目的別の選び方
- 片方に絞らず併用する場合の役割分担
- 結論:無料で診断まで届くSanta、教材の幅で伸ばすabceed
- AI予測スコアは「どこまで無料で届くか」が決定的に違う
- 演習の中身:市販470冊以上の使い放題か、オリジナル問題+弱点講義か
- 「無料でどこまで」——2つの無料はまったく別物
- 料金は「何冊分を置き換えるか」で考える
- レベルと目的で選ぶ——診断だけか、演習まで回すか
- Santaアルクのほうが向いているケース
- 併用という選択肢——診断はSanta、演習はabceed
- 3か月で見ると、差は月額ほど大きくない
- TOEIC以外にも使う予定があるか
- アプリを変えても伸びないときに疑うこと
- 続くかどうかは、最初の1週間で決まる
- この2つで失敗する人は、選び方が似ている
- Santaアルクとabceedのよくある質問
- まとめ:測るならSanta、積むならabceed
結論:無料で診断まで届くSanta、教材の幅で伸ばすabceed
最初に結論を出します。両者は競合しているようで、実は得意な工程がずれているアプリです。
- 無料で現在地を知りたいなら → Santaアルク。予測スコアと弱点分析まで無料で届くと公表されています
- 診断のあと演習まで一本化したいなら → abceed。金のフレーズなど市販の人気教材が使い放題になります
- 講義で基礎から立て直したいなら → どちらでもなく、講義中心のスタディサプリTOEICが本命です
言い換えると、Santaアルクは「今どのくらいなのか」を教えてくれるアプリ、abceedは「これからどれだけ積むか」を支えるアプリです。診断が欲しいのか、演習環境が欲しいのか。この一問に答えれば、迷いはほぼ解けます。
多くの比較記事が「どちらもAIで弱点が分かる」と書いて終わるのは、両者が同じ言葉で自分を説明しているからです。しかし実際に3か月使うことを想像すると、必要になるものははっきり分かれます。現在地を測る作業は月に1回で足りますが、問題を解く作業は毎日発生するからです。この頻度の差が、そのまま「どちらを軸にするか」の答えになります。

この記事で使う3つの比較軸
以降は、次の3軸で順番に見ていきます。機能名を並べるのではなく、読者の判断に直結する順に並べました。
- 予測スコアの根拠と、無料でどこまで届くか(現在地を知るコスト)
- 演習教材の幅(診断のあと、何を解くか)
- 無料の中身と料金の考え方(続けられるかどうか)
AI予測スコアは「どこまで無料で届くか」が決定的に違う
まず、多くの比較記事が同列に扱っている予測スコアから見ていきます。ここが最初の分かれ目です。

1Santaアルク:短時間の診断が無料で完結する
Santaアルクは、少数の問題に答えるだけでAIが現在のスコアを推定する設計です。公表されている案内では、12問程度の解答で予測スコアが算出され、その精度は約95%とされています。加えて、AIが検出した弱点に対応する動画の文法講義や、学習履歴の確認も無料の範囲で利用できると案内されています。
つまり、Santaアルクは「今の実力を数字で知る」という目的だけなら、費用をかけずに完結するアプリです。受験を決めたばかりで、まず自分の位置を確かめたい人にとっては摩擦がほとんどありません。
2abceed:予測スコアは有料プランの機能
一方のabceedは、公式の料金プラン表を見ると構成が異なります。無料のFreeプランでできるのは、音声教材へのアクセス、倍速・シャッフル・区間リピート再生、自動採点マークシート、学習時間の計測までです。TOEIC予測スコアや英語力分析、問題レコメンドはProプラン側の機能として案内されています。
ここを誤解したまま「abceedなら無料で予測スコアが見られる」と期待すると、最初の一歩でつまずきます。abceedの予測スコアを試したい場合は、無料トライアルを使ってPro機能を体験する流れになります。
3「精度」の数字は目安として扱う
なお、予測スコアの精度についてはどちらのアプリも独自の算出方法にもとづく数値であり、当サイトが保証できる性質のものではありません。予測スコアは方向を確かめる羅針盤であって、本番の結果を約束するものではないと考えてください。本番での再現性は、最終的に演習量と模試での時間感覚が担保します。
予測スコアの正しい使い方
数字が出ると、どうしても総合点だけを見てしまいます。しかし学習に役立つのは総合点ではありません。
- パート別の内訳:どこで落としているかが、次にやることを決めます
- 前回との差分:総合点の上下より、狙ったパートが動いたかを見ます
- 測定した条件:疲れているとき、隙間時間に急いで解いたときの数字は割り引いて考えます
測定の頻度も重要です。毎日測っても数字はほとんど動かず、上下したように見えるのは誤差の範囲であることがほとんどです。2週間から1か月に1回のペースで十分で、その間は演習に集中したほうが結果的に数字は動きます。
演習の中身:市販470冊以上の使い放題か、オリジナル問題+弱点講義か
2つ目の軸は、診断のあとに何を解くかです。ここは両者の設計思想がはっきり分かれるところで、実は予測スコアよりも学習成果への影響が大きい部分です。

1abceed:書店で買う定番教材がそのまま入っている
abceedの最大の特徴は、市販の人気教材をアプリ上で使える点にあります。公式のプラン案内では、Proプランで470冊以上の教材が使い放題になり、加えてオンライン模試の受け放題、AI英会話、映画・ドラマ、英字新聞、さらに週8回開催のライブ講義まで含まれると説明されています。
TOEIC学習者にとって重要なのは、金のフレーズやでる1000のような定番教材を紙で買い足す代わりに、アプリ内で完結できることです。音声の再生速度や区間リピートもアプリ側で処理できるため、CDの取り込みや音源管理の手間が消えます。
「使い放題」が効くのは、教材選びで止まる人
470冊という数字は、正直に言えば多すぎます。3か月で実際に触るのは3〜5冊程度でしょう。それでも価値があるのは、「次に何を買うか」で立ち止まる時間が消えるからです。
TOEIC学習者の多くは、教材そのものより教材選びで消耗しています。書店で30分迷い、レビューを検索し、買ったあとに「別のほうが良かったのでは」と考える。この一連の時間は学習にはまったく寄与しません。使い放題の環境では、合わないと感じた時点で次を開けばよく、判断が軽くなります。
逆に、使う教材がすでに決まっている人にとっては、470冊という数字は意味を持ちません。金のフレーズ1冊を完璧にすると決めているなら、紙で買って無料プランの採点機能を使うほうが安上がりです。
2Santaアルク:オリジナル問題と弱点への即応性
Santaアルクは、自社で用意した問題を軸に、AIが検出した弱点へピンポイントで動画講義を当てていく設計です。市販教材の使い放題という方向ではなく、「間違えた原因にすぐ解説が届く」という即応性で勝負しています。
このため、問題数の総量という一点だけで比べるとabceedに分がありますが、「解いた直後に理由が分かる」体験の滑らかさはSantaアルクの持ち味です。量を求めるのか、即応性を求めるのかで評価は逆転します。

| 比較軸 | Santaアルク | abceed |
|---|---|---|
| AI予測スコア | 無料の範囲で利用できると案内 | Proプランの機能 |
| 問題の出所 | オリジナル問題が中心 | 市販の人気教材(470冊以上) |
| 講義 | 弱点に対応した動画の文法講義 | ライブ講義(週8回開催) |
| 模試 | 診断テスト中心 | オンライン模試が受け放題 |
| スピーキング | TOEIC L&R対策が主軸 | AI英会話・SWトレーニングあり |
| 向いている人 | まず無料で現在地を知りたい人 | 教材ごと演習環境を一本化したい人 |
※ 2026年7月25日時点の各社公表情報にもとづく整理です。プラン内容は変更されることがあるため、申込前に公式ページでご確認ください。
- 教材の買い足し判断が消える:定番教材が使い放題になるため、「次に何を買うか」で悩む時間がなくなります。
- 記録が1か所に集まる:単語・演習・模試・音声の履歴が分散せず、復習が回ります。
- TOEICの先まで使える:英検の模試やAI英会話も含まれるため、次の目標へそのまま移行できます。
abceedでTOEIC対策を回す具体的な流れ
「使い放題」と言われても、470冊から何を選べばいいのか分からないという声はよく聞きます。TOEICのL&Rに絞るなら、実際の運用はかなり単純です。
この4ステップを回すのに必要な教材が、すべて1つのアプリの中にあるという点がabceedの本質です。教材を探す時間と、買うかどうか迷う時間がゼロになることの効果は、機能表からは読み取りにくい部分ですが、継続率にはっきり効きます。
無料トライアルであれば、これらのPro機能を実際に触ってから継続を判断できます。教材の対応状況と予測スコアの出方は、説明を読むより自分の端末で確かめるほうが早いです。
「無料でどこまで」——2つの無料はまったく別物
3つ目の軸は無料の中身です。同じ「無料で使える」でも、指しているものが違います。ここを揃えて比べないと、比較そのものが噛み合いません。
- 恒常的に無料の範囲:期間の制限なく使い続けられる機能。Santaアルクは予測スコアと動画講義まで、abceedは音声・自動採点・学習時間の計測まで。
- 期間限定の無料トライアル:有料プランの機能を一定期間だけ試せる仕組み。abceedのPro機能を確かめたい場合はこちら。
この区別を踏まえると、それぞれの無料の使いどころが見えてきます。Santaアルクの無料は「診断を続けられる無料」、abceedの無料は「本気の環境を試せる無料」です。前者は現在地の定点観測に向き、後者は課金判断の材料集めに向いています。
| 無料でできること | Santaアルク | abceed(Freeプラン) |
|---|---|---|
| 予測スコアの算出 | 利用できると案内 | Proプランの機能 |
| 弱点にひもづく動画講義 | 利用できると案内 | Proプランの機能 |
| 音声教材の再生(倍速・区間リピート) | — | 利用できる |
| 自動採点マークシート | — | 利用できる |
| 学習時間の記録 | 利用できると案内 | 利用できる |
| 市販教材の使い放題 | — | Proプランの機能 |
※ 2026年7月25日時点の各社公表情報にもとづく整理です。無料の範囲は変更されることがあります。
この表から分かるのは、紙の問題集をすでに持っている人にとって、abceedのFreeプランは「採点と音声の道具」として無料のまま実用になるということです。逆に、教材を持っておらずまず実力だけ知りたい人には、Santaアルクの無料範囲のほうが噛み合います。
なお、abceedの無料範囲や解約条件の詳細はabceedの料金・無料体験・解約方法まとめで整理しています。課金前の確認事項はこちらもあわせてご覧ください。

料金は「何冊分を置き換えるか」で考える
料金の比較は、月額の数字だけを並べても判断できません。その金額が何を代替しているのかまで見る必要があります。
abceedのProプランは、公式サイトで月額1,983円からと案内されています。TOEICの定番教材は1冊あたり2,000円前後することを考えると、月に1冊買う習慣がある人にとっては、実質的に置き換えが成立する価格帯です。加えて模試とAI英会話まで含まれるため、単純な書籍代の比較よりも回収しやすくなります。
一方Santaアルクは、無料でも診断まで届くぶん、有料化の判断は「継続的な演習と復習を無制限にしたいか」で決まります。無料の範囲で満足できているなら、無理に課金する理由はありません。
費用対効果を判断する3つの質問
どちらに払うかで迷ったら、次の3つに答えてみてください。
- 週に何時間、実際に机やスマホに向かえるか:週2時間未満なら、どのアプリでも課金の回収は難しくなります
- これから買う予定の教材は何冊か:3冊以上なら使い放題が有利、1冊なら都度購入で十分です
- 試験日は決まっているか:決まっているなら月額、未定なら無料範囲で様子を見るのが安全です
この3つのうち2つ以上が「演習を積む」側に振れているなら、有料プランの価値が出ます。逆に、まだ受験するかも決めていない段階であれば、無料で測れる手段から始めるほうが損をしません。
キャンペーンやプラン構成は変動します。実際の請求額は、申し込み画面の表示を最終確認としてください。
レベルと目的で選ぶ——診断だけか、演習まで回すか
ここまでの3軸を、読者の状況に落とし込みます。判断を分けるのは点数そのものではなく、いま必要なのが「現在地の把握」なのか「演習量の確保」なのかという一点です。自分がどの状況に近いかを探しながら読んでください。

まず現在地だけ知りたい人(受験を決めたばかり)
Santaアルクの無料診断が最短です。数分で予測スコアが出るため、目標との距離が具体的な数字になります。この段階では課金の判断を急ぐ必要はありません。
教材を何冊も回す予定の人(500〜800点を目指す)
abceedが向きます。この点数帯は演習量がそのままスコアに反映されやすいため、教材へのアクセスがボトルネックになりがちです。使い放題の環境を用意しておくと、「教材を探す時間」がまるごと消えます。
リスニングを重点的に伸ばしたい人
音声教材へのアクセスと再生機能を重視するなら、abceedに分があります。倍速・シャッフル・区間リピートといった操作が無料プランの段階から使えるため、聞き取れなかった箇所だけを繰り返すという練習が組み立てやすくなります。
リスニングは、同じ音源を何度も聞き直す作業が中心になります。CDから取り込む手間や、頭出しの操作が面倒だと、その摩擦だけで練習量が落ちます。ここを軽くできるかどうかは、機能表の見た目以上に効いてきます。
文法の理屈から立て直したい人
正直に言えば、この目的にはどちらも最適ではありません。体系立てた講義で基礎から積み直したい場合は、関先生の講義を軸にしたスタディサプリTOEICのほうが噛み合います。詳しくはスタディサプリTOEICとabceedの比較で解説しています。
スピーキングまで視野に入れている人
abceedにはAI英会話とSWトレーニングが含まれます。L&Rのスコアを上げつつ、話す練習にも触れておきたい場合はこちらに分があります。AI英会話の使い勝手はabceedのAI英会話レビューで詳しく扱っています。
Santaアルクのほうが向いているケース
ここまで演習環境の話が続いたので、逆側も正直に書いておきます。次のような人にはSantaアルクのほうが素直に噛み合います。
- 受験するかどうかも決めていない:まず実力を知ってから考えたい段階。無料で完結するのは大きな利点です
- 忙しくて演習時間を確保できない:短時間の診断と弱点講義だけでも前に進めます
- 教材はすでに紙で持っている:演習環境が要らないなら、使い放題の価値は下がります
- 「何が弱いか」を言語化できていない:弱点にひもづく講義がすぐ出てくる即応性が効きます
とくに1つ目は重要です。課金してから「思ったより時間が取れなかった」となるのが、英語学習で最も多い失敗です。まだ受験の意思が固まっていない段階なら、無料で測れるほうを先に使うのが合理的です。当サイトはSantaアルクの取り扱いがないため紹介料は発生しませんが、条件が合う方にはこちらを勧めます。
併用という選択肢——診断はSanta、演習はabceed
ここまで「どちらか」で書いてきましたが、両者は工程が違うので役割を分けて併用しても矛盾しません。
- 月に1回:Santaアルクの無料診断で現在地を測る(定点観測)
- 日々の演習:abceedで教材を回し、間違いを記録する
- 2週に1回:abceedの模試で時間感覚を合わせる
ただし、アプリを2つ開く習慣は思ったより続きません。記録を残す場所は1つに決めるのが鉄則です。間違いの履歴が2か所に分かれると、復習の設計が崩れて結局どちらも中途半端になります。軸をabceedに置き、Santaは測定用と割り切るのが現実的です。

併用を始めるタイミング
もう1点、始める順序にも注意が必要です。最初から2つ動かすと、どちらが効いているのか判断できなくなります。
推奨する順序は、まず片方だけで1か月続けることです。模試や予測スコアで変化を確認し、そのうえで足りない機能がはっきりしてから2つ目を足します。この順番なら、追加した理由が明確になり、無駄な併用を避けられます。
- 1か月続けた:まずこれが前提。続かなかったなら、道具ではなく習慣の問題です
- 足りない機能を言語化できる:「なんとなく不安」で足すと迷いが増えるだけです
- 記録の置き場所を決めてある:どちらを主にするかを先に決めてから足します

正直に言うと、TOEICのスコアを動かすのは診断の回数じゃなくて演習と復習の回転数なんだ。現在地はときどき測れば十分。だから「軸は演習環境、診断は補助」と考えるのがおすすめだよ。
演習環境を先に整えたい方は、無料トライアルで教材の対応状況を確かめるところから始めてください。
3か月で見ると、差は月額ほど大きくない
月額の数字を並べるだけでは判断できないので、実際に3か月使った場合を想定して比べます。TOEICの受験を決めてから本番までの標準的な期間が3か月前後だからです。
紙の教材だけで揃える場合
TOEIC対策の定番構成は、単語帳1冊・文法問題集1冊・公式問題集1冊です。書店で揃えると、単語帳が1,000円前後、文法問題集が1,500円前後、公式問題集が3,000円前後で、合計5,500円程度になります。
ただしこれは最低限の構成です。リスニング強化やパート別対策を足すと、3か月で7,000〜9,000円に届くことも珍しくありません。
アプリの使い放題に置き換えた場合
abceedのProプランは公式サイトで月額1,983円からと案内されています。3か月なら約6,000円という計算になります。ここに教材が470冊以上、オンライン模試、AI英会話、ライブ講義が含まれます。
| 3か月の想定 | 費用の目安 | 手に入るもの |
|---|---|---|
| 紙の教材のみ | 5,500〜9,000円 | 単語帳・文法問題集・公式問題集(買った分だけ) |
| abceed Pro | 約6,000円〜 | 教材470冊以上・模試・分析・AI英会話・講義 |
| Santaアルク無料 | 0円 | 予測スコア・弱点講義・学習履歴 |
※ 2026年7月25日時点の公表情報と一般的な書籍価格にもとづく試算です。実際の金額は申込画面と店頭価格でご確認ください。
この表から言えるのは、教材を2冊以上買う予定があるなら、金額面ではほぼ互角かアプリが有利ということです。逆に「単語帳1冊だけで十分」という人には、紙のほうが安く済みます。
TOEIC以外にも使う予定があるか
もう1つ、見落とされやすい比較軸があります。TOEICが終わったあとも使うかどうかです。
abceed:英検やスピーキングまで射程に入る
abceedの公式案内では、TOEICだけでなく英検の模試、AI英会話、SWトレーニング、映画・ドラマでの学習、英字新聞なども含まれるとされています。TOEICのあとに英検を受ける、あるいは話す練習に移りたいという予定があるなら、同じアプリで続けられます。
Santaアルク:TOEICのスコア管理に特化
SantaアルクはTOEICの現在地を測るという一点に絞られた設計です。範囲が狭いことは弱点ではなく、目的が明確な人にとってはむしろ迷いが少ないという利点になります。

とりあえずTOEICだけなんですけど、それでも教材が多いほうがいいんでしょうか?

多いこと自体が価値なんじゃなくて、「次に何を買うか迷わなくていい」のが価値なんだ。教材選びで止まる人ほど、使い放題の恩恵は大きいよ。
アプリを変えても伸びないときに疑うこと
最後に、どちらを選んでも解決しない問題に触れておきます。アプリの乗り換えを繰り返しているのにスコアが動かない場合、原因はアプリの性能ではないことがほとんどです。
- 診断だけを繰り返している:現在地は分かるが、演習量が積み上がっていない
- 正解した問題も解き直している:時間の大半が「すでにできること」に消えている
- 誤答の理由を分類していない:単語を知らないのか、構文が取れないのか、時間が足りないのかが混ざっている
- 基礎の抜けを演習で埋めようとしている:文法の土台が崩れている場合、問題数を増やしても穴は塞がらない
特に4つ目は見落とされがちです。中学・高校レベルの文法に抜けがある状態でTOEICの問題を解き続けても、同じ種類の失点が繰り返されます。この場合に必要なのは診断でも演習量でもなく、順序立てた講義です。心当たりがある方はTOEICが伸びない本当の原因と対策で原因の切り分けから確認してみてください。
続くかどうかは、最初の1週間で決まる
どちらを選んでも、最初の1週間の使い方で定着するかどうかが決まります。アプリを入れて放置してしまう典型を避けるための手順です。
7日目の判断基準を「機能に満足したか」ではなく「開き続けられたか」に置くのがポイントです。どれだけ高機能でも、開かないアプリの効果はゼロです。
この2つで失敗する人は、選び方が似ている
最後に、この2つを比較検討する人が陥りやすい失敗を挙げます。どれも実際によく起きます。
- 比較に時間を使いすぎる:どちらも無料で試せるので、迷う時間より試す時間のほうが有益です
- 両方を同時に本格導入する:記録が分散し、どちらの効果か判断できなくなります
- 教材を次々に開く:使い放題の落とし穴です。1冊を終える前に次へ移ると何も定着しません
- 診断だけを繰り返す:測定は現状把握であって学習ではありません。演習の置き場所を必ず決めてください
3つ目は使い放題を選んだ人ほど起きやすい失敗です。選択肢が多い環境では、「決めない自由」がそのまま迷いのコストになります。最初に軸となる1冊を決め、それを終えるまで他は開かないと自分で制約をかけてください。
Santaアルクとabceedのよくある質問
比較検討の途中でよく寄せられる疑問をまとめました。判断に迷ったときの確認用としてご覧ください。
予測スコアはどちらが正確ですか?
どちらも独自の方法で算出しており、単純な優劣は比較できません。どちらの数値も目安として扱い、本番の再現性は模試で確認するのが安全です。予測スコアが上下したこと自体に一喜一憂するより、パート別の内訳がどう変化したかを見るほうが学習の役に立ちます。
無料でどこまで使えますか?
Santaは「測る」まで無料、abceedは「道具」まで無料という違いです。Santaアルクは予測スコアと動画講義まで無料の範囲と案内され、abceedのFreeプランは音声・自動採点・学習時間の計測まで。予測スコアや教材使い放題はProプランの機能です。なお、abceedのFreeプランでも音声教材へのアクセスと自動採点は使えるため、紙の問題集を持っている人が採点と音声再生だけを目的に使う分には無料で足ります。
初心者にはどちらが向いていますか?
現在地が分からない段階ならSantaアルクの診断が手軽です。ただし500点未満で基礎から積む必要がある場合は、講義のあるサービスのほうが遠回りになりません。TOEICは形式への慣れがスコアに直結する試験なので、まず出題形式を一通り把握してから演習量を増やす順番が効率的です。
2つとも入れて試してから決めてもいいですか?
問題ありません。むしろ操作感の相性は実際に触らないと分かりません。ただし試す期間を先に決めておくことをおすすめします。比較検討そのものに数週間を使ってしまうと、その間の演習量がゼロになり本末転倒です。1週間で決めると区切ってください。
スマホだけで完結しますか?
どちらもスマホアプリとして使えます。ただし模試のような長時間の演習は、画面が大きいほうが本番に近い感覚になります。通勤中はスマホで単語、休日の模試はタブレットやPCという使い分けができると理想的です。
途中で乗り換えると学習履歴はどうなりますか?
サービスをまたいで履歴を移すことはできません。だからこそ軸にするアプリは早めに1つ決めるほうが有利です。数か月ごとに乗り換えていると、そのたびに誤答の蓄積がゼロに戻ります。
予測スコアが本番と違ったのですが?
予測スコアはあくまで推定値で、当日の体調や問題との相性で本番の結果は動きます。1回の乖離で判断せず、複数回の推移で傾向を見るのが正しい使い方です。数字が下がったときも、パート別の内訳を見れば原因が特定できます。
無料の範囲だけで受験まで持っていけますか?
紙の問題集を持っているなら、abceedのFreeプランで音声再生と自動採点を補いつつ受験することは可能です。ただし本番形式の模試を一度も解かずに受験するのは不利なので、模試だけは何らかの形で確保してください。
スタディサプリTOEICも候補ですが、どう選び分けますか?
「測る」ならSanta、「解く」ならabceed、「教わる」ならスタディサプリという整理になります。3つで迷う場合はスタディサプリTOEICとabceedの比較記事から読むと判断しやすくなります。
解約は簡単ですか?
どちらもアプリまたはWeb上で手続きできます。更新日の前日までに解約する必要がある点は共通しているため、開始日をカレンダーに控えておくと安全です。
両方を無料のまま使い続けられますか?
Santaアルクの無料範囲とabceedのFreeプランを併用することは可能です。ただしabceed側は予測スコアや教材使い放題が使えないため、演習の主戦力にはなりません。
まとめ:測るならSanta、積むならabceed
SantaアルクとabceedをAI予測スコア・演習教材の幅・無料の範囲という3軸で比較してきました。結論を整理します。
- Santaアルクは無料で診断まで届く。現在地の把握が目的ならこちらが最短
- abceedは市販470冊以上と模試・AI英会話まで一本化できる。演習を回すならこちら
- 予測スコアはabceedではProプランの機能。無料前提で比べると誤解する
- 文法を講義で立て直したい場合は、どちらでもなくスタディサプリTOEICが本命
TOEICのスコアは、現在地を知った回数ではなく、間違いを潰した回数で動きます。診断はその出発点にすぎません。診断のあとに何を解くかを決めていない人ほど、アプリを入れ替えるだけで数か月を失います。
もう1つ、この記事で強調しておきたいことがあります。どちらを選んでも、正しく使えば前には進みます。致命的なのは、選べないまま数か月が過ぎることです。両者とも無料で試せる入口があるので、比較を読み込むより、今日どちらかを開いてしまうほうが確実に早く結果が出ます。
最後に、選び方の判断をもう一段だけ短くまとめます。受験するか迷っている段階ならSantaアルクの無料診断から。試験日が決まっていて教材を回す段階ならabceedから。この2つの入口さえ間違えなければ、あとはどちらでも前に進みます。
まず今日やることを1つだけ挙げるなら、現在地の測定です。Santaの無料診断でもabceedの模試でもかまいません。数字が出た瞬間から、明日の勉強は「なんとなく問題を解く」ではなく「どのパートを何点分埋めるか」という具体的な作業に変わります。スコアは、開いた日の積み重ねでしか動きません。
なお、本記事に記載した機能・料金・無料範囲は2026年7月25日時点で各社が公表している内容にもとづいています。プラン構成やキャンペーンは変更されることがあるため、申し込みの直前には必ず公式ページの現在の表示をご確認ください。



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