- リスニング音声、聞こえた気はするのに英文として残らない…
- シャドーイングを勧められたけど、何を直せばいいのか分からない…
- ディクテーションアプリって無料と有料で何が違うの?
- TOEIC対策に直結するアプリはどれ?
ディクテーションは、聞き流しでは見えない弱点を文字にして確認できる練習法です。ただ、アプリ選びとなると急に難しくなります。専用アプリ、TOEIC対策アプリ、動画学習アプリ、資格教材の音声アプリと系統がバラバラで、同じ「ディクテーション対応」でも中身がまったく違うからです。
先に結論を言うと、「一番人気のアプリ」ではなく、書き取りの前後に何をしたいかで選ぶと失敗しません。TOEIC対策と一体化するならスタディサプリTOEIC、教材を横断して復習を管理するならabceedが軸になり、無料で試すだけならディクトレ、飽きずに続けるなら動画型と、目的しだいで最適解が変わります。
筆者自身、リスニングは「聞こえるのに書けない」壁に長く悩まされてきました。英語サービスの運営で多くの学習アプリを検証してきた経験も踏まえて、この記事では定番10本を目的別に評価します。

ディクテーションって地味で大変そう…。本当にリスニングに効くの?

効くよ!「どの音を落としているか」が文字で見えるのがディクテーションの強みなんだ。やみくもに聞く時間を減らせるから、忙しい人ほど向いている練習法だよ。

なるほど…!でもアプリの種類が多すぎて、どれを選べばいいの?

この記事では、30秒診断→選び方→10本のランキング→書き取りを結果につなげる学習手順、の順で案内するね。目的・レベル・次の一歩の3つが決まれば、最初の1本はすぐ絞れるよ!
- 30秒診断:3つの質問で最初の1本が分かる
- 【損しない】ディクテーションアプリの効果的な選び方
- 総合ランキング おすすめディクテーションアプリ 10選
- 費用・素材タイプ・レベルで横断比較:観点を変えても上位は変わるか
- 書き取りを結果につなげる学習手順
- レベル別:ディクテーションの始め方と素材の選び方
- 迷ったらスタディサプリTOEICかabceed:筆者が「外しにくい2つ」と判断する理由
- それでも迷ったら:TOEIC予定があるならスタディサプリTOEIC
- ディクテーションのメリットと限界:伸びる力・伸びない力
- ディクテーションでよくある失敗パターン
- 紙とCDの学習とアプリの比較
- ディクテーションアプリに関するよくある質問
- 他の目的でアプリを選ぶなら
- まとめ:ディクテーションアプリは「目的で選んで、書き取りの先まで設計する」が正解
30秒診断:3つの質問で最初の1本が分かる
ランキング表を読む前に、次の3つの質問に答えてください。目的・レベル・書き取りの後にやりたいことが分かれば、10本のランキングの中でも「まず見るべき1〜2本」に絞り込めます。
- TOEICなど資格対策 → スタディサプリTOEICやabceedのような教材連携型へ
- とにかく無料でディクテーションだけ試したい → ディクトレのような特化型へ
- 映画や動画の日常英語を楽しみながら続けたい → RedKiwiやVoiceTubeのような動画型へ
- 初心者〜中級(1文が長いと挫折する) → 音声が短く区切られているアプリを選ぶ
- 中上級(TEDや講演レベルに挑戦したい) → TEDICTのような長文素材アプリへ
- 音声変化を発話練習まで戻したい → TORAbitやSpeakのような発話系アプリへ
- 聞き取りの精度だけをまず上げたい → ディクテーション特化・動画アプリのままでよい
たとえば「TOEIC対策・中級・発話まで戻したい」なら、スタサプTOEICを軸にTORAbitを補助へ。「目的は特にない・初級・まず精度」なら、ディクトレ1本で十分です。3つの答えの組み合わせが、そのまま入れるべきアプリの組み合わせになります。
| 目的 | 候補 | 見るポイント |
|---|---|---|
| TOEIC対策 | スタディサプリTOEIC / abceed | 問題演習、音声、復習を同じ流れで回しやすい |
| 無料で特化 | ディクトレ | 聞く、打ち込む、答え合わせの練習に絞りやすい |
| 動画で継続 | RedKiwi / VoiceTube | 字幕、短い動画、反復再生で飽きにくい |
| 中上級素材 | TEDICT | TED講演で長めの音声に挑戦しやすい |
| 音声変化を発話へ | TORAbit / Speak | 聞き取れなかった音を、自分で発話する練習に戻せる |
各アプリの料金や無料範囲は改定されることがあります。この記事は判断の軸を示すものなので、インストール直前の条件確認だけはアプリストアと公式ページで行ってください。
なお、この診断は「ディクテーションをやる」こと自体は決まっている前提です。そもそも自分の課題が聞き取りなのか、語彙や読解なのか迷っている場合は、先に総合型アプリの模試や診断機能で現在地を確認してから戻ってきてください。
【損しない】ディクテーションアプリの効果的な選び方
アプリ選びの判断基準は、突き詰めると3つだけです。1つずつ見ていきましょう。
- 学習目的との合致度(資格・汎用・娯楽)
- 素材のレベルと1本の長さ
- 答え合わせと「その後」の導線

1学習目的との合致度
まず、「書き取った先に何を達成したいのか」をはっきりさせておきましょう。
TOEICのスコアを上げたいなら、試験形式の音声で書き取れることが最優先です。日常会話やドラマの英語を聞きたいなら、自然な会話素材が豊富なアプリのほうが目的に直結します。
- 資格対策なら:問題演習と書き取りが同じアプリ内でつながっている教材連携型
- 日常英語なら:動画や自然な会話素材を字幕つきで反復できる動画型
- 練習法の体験なら:機能を書き取りだけに絞った無料特化型
試験音声と日常会話では、話す速さも語彙も音の崩れ方も違います。目的と素材のジャンルがずれたまま練習すると、上達しても「聞きたい英語」が聞けるようにならないので、ここは最初に決めてください。
2素材のレベルと1本の長さ
次に、音声のレベルが今の自分に合っているか、1本が何秒で終わるかを確認しましょう。
ディクテーションで伸ばしたいのは「知っている単語が音として聞き取れるか」です。知らない単語が2割を超える素材では、聞き取り練習ではなく単語調べの作業になってしまいます。
- スクリプトを読めば9割理解できるレベルの音声を選ぶ
- 1回の書き取りは15〜30秒の音声で区切れる設計か確認する
- 速度調整(0.5〜0.8倍)と区間リピートがあるかを見る
長い音声を一気に書き取るのは上級者でも消耗します。短く区切れるアプリのほうが、平日のスキマ時間に確実に回せます。
3答え合わせと「その後」の導線
最後に、答え合わせのしやすさと、書き取った後の練習につながるかを確認しましょう。
ディクテーションの学習効果は、書き取りそのものより答え合わせの質で決まります。スクリプトと自分の書き取りを見比べやすいか、聞き取れなかった箇所の解説(連結・脱落・弱形など)があるかは、アプリによって大きく差が出るポイントです。
さらに一歩進めるなら、「書き取って終わり」ではなく、聞き取れなかった表現を声に出す練習まで戻せると、リスニングとスピーキングが同時に伸びます。この導線をアプリ1本で完結させるか、発話系アプリを併用するかも、選ぶ前に考えておくと迷いません。

「目的・素材レベル・答え合わせの導線」の3つが揃うアプリが、あなたにとっての正解だよ。ランキングの順位は、その正解を探すための地図として使ってね!
まとめ:3つの観点でディクテーションアプリをチェック!
ディクテーションアプリを選ぶ際には、「学習目的」「素材のレベルと長さ」「答え合わせとその後の導線」という3つの観点から比較検討することが大切です。
この3つを物差しにしながら、ランキングを見ていきましょう。
総合ランキング おすすめディクテーションアプリ 10選
ここからは、無料の定番アプリも含めた10本を厳選し、ランキング形式でご紹介します。
順位づけの根拠になった評価基準は次の通りです。
- 書き取り練習のしやすさ(音声の区切り、入力、答え合わせ)
- 素材の質と量、レベルの幅
- 復習・発話練習への導線
- 料金と機能のコストパフォーマンス
- 毎日続けやすい学習単位になっているか
この中でも特にオススメは、スタディサプリTOEIC と abceedです。どちらも「書き取りを試験対策の流れに組み込める」点で、専用アプリにはない強みを持っています。
なお、この10本には提携アプリだけでなく、無料の定番や非提携の有名アプリも含めています。実際に比較される候補を外すと、ランキングが「選ばせるための表」になってしまうからです。順位はあくまで総合評価で、あなたの目的によって最適解が入れ替わることは、ここまで読んだ方ならもう分かるはずです。
まずは10本の全体像からどうぞ。
| 順位 | アプリ | 向いている人 | タイプ |
|---|---|---|---|
| 1位 | スタディサプリENGLISH TOEIC対策 | TOEICの問題演習・講義・音声練習をまとめたい人 | TOEIC総合 |
| 2位 | abceed | 教材量・音声・模試を横断したい人 | 総合型 |
| 3位 | ディクトレ | まず無料でディクテーションだけ試したい人 | 無料特化 |
| 4位 | TORAbit | 聞き取れない音声変化を発話練習まで戻したい人 | 発話系 |
| 5位 | RedKiwi | YouTube系の短い動画で続けたい人 | 動画 |
| 6位 | VoiceTube | 多様な動画素材でリスニング量を増やしたい人 | 動画 |
| 7位 | TEDICT | 中上級者がTED素材で鍛えたい人 | 中上級素材 |
| 8位 | 英語の友 | 旺文社教材の音声を使いたい人 | 資格連携 |
| 9位 | Speak | 書き取った後、自分でも話せるようにしたい人 | 発話系 |
| 10位 | シャドテン(参考比較) | 人による添削まで受けたい人 | 有人添削 |
それでは、1位のスタディサプリTOEICから順にどうぞ。
1スタディサプリENGLISH TOEIC対策|書き取りを試験対策に直結させる
スタディサプリENGLISH TOEIC L&R TEST対策コースは、ディクテーションとシャドーイングがTOEIC学習の流れに最初から組み込まれているアプリです。
| サービス名 | スタディサプリENGLISH TOEIC L&R TEST対策コース |
| 運営元 | 株式会社リクルート |
| 主な特徴 | TOEIC形式の問題演習、関正生講師の講義動画、ディクテーション・シャドーイング機能が一体化。解いた問題をそのまま書き取り練習に回せる。 |
| 対象ユーザー | TOEICスコアを上げたい全レベル(特に450〜800点帯) |
| 料金 | ベーシックプラン: 月額3,278円 / 12ヶ月パック一括32,736円(月あたり約2,728円)など |
| 無料体験 | 初回無料体験あり(自動更新の条件は公式ページで確認) |
最大の魅力は、「解いて終わり」にならない設計です。問題演習で間違えた音声を、その場でディクテーションとシャドーイングに回せるため、復習のサイクルが自然にできあがります。
- 演習→書き取り→講義解説が1本の流れ:「なぜ聞き取れなかったか」を講義動画で確認でき、書き取りが分析まで進みます。
- 素材がすべてTOEIC形式:書き取った分だけ、そのまま本番の聞き取りに効きます。
- スマホで完結する操作性:音声の区切り、入力、答え合わせの流れが滑らかで、毎日の練習が苦になりません。

TOEICの音声って速くて、ディクテーションできる気がしないんだけど…初心者でも大丈夫?

大丈夫!1文ずつ区切って書き取れるうえ、単語を選んでタップする入力方式もあるから、初心者でも手が止まりにくいんだ。書き取りのハードルを下げる工夫が行き届いているよ。
- 問題演習・講義・書き取り・シャドーイングがアプリ内で完結する
- TOEIC形式の音声だけで練習でき、スコアに直結しやすい
- 1文単位の書き取りで、初心者でも挫折しにくい
- 関正生講師の講義で「聞き取れない理由」まで理解できる
- スキマ時間向けの設計で、通勤・通学中でも回しやすい
- 素材がTOEICに絞られるため、日常英語や動画で楽しみたい人には狭く感じる
- 月額はディクテーション専用アプリより高め(そのぶん総合機能が充実)
スタディサプリTOEICの効果的な使い方
鍵は、問題演習と書き取りを別の練習にしないことです。
スタディサプリTOEICの料金プラン
ベーシックプランの料金は以下の通りです(2026年時点の公式案内・税込)。
| プラン | 料金 |
|---|---|
| 月額 | 3,278円 |
| 6ヶ月パック | 一括18,348円(月あたり約3,058円) |
| 12ヶ月パック | 一括32,736円(月あたり約2,728円) |

TOEIC対策の問題集を2〜3冊買うのと近い金額で、演習・講義・書き取り・シャドーイングが全部入ると考えると、コスパの見え方が変わるよ。申込前にキャンペーンと自動更新の条件は公式で確認してね!
スタディサプリTOEICがおすすめな人
- TOEICのリスニングで「音は聞こえるのに内容が残らない」人
- 問題集・音声プレーヤー・単語帳とアプリを行き来したくない人
- 講義で理屈から理解したい人
- ディクテーションを試験対策として最短距離でやりたい人
料金やパック、無料体験の条件は変わることがあるため、申込前に公式ページで最新表示を確認してください。
2abceed|教材横断とAI分析で書き取りを管理する

abceedは、TOEICや英検など400冊以上の教材を横断しながら、ディクテーション・シャドーイング機能とAI弱点分析を組み合わせられる総合型アプリです。
| サービス名 | abceed |
| 運営元 | 株式会社Globee |
| 主な特徴 | 人気教材400冊以上が使い放題。ディクテーション・シャドーイングなど多様な学習モード、AIスコア予測、模試機能を搭載。 |
| 対象ユーザー | 全レベル対応(複数の試験・教材をまたいで学習したい人) |
| 料金 | Proプラン: 月額2,700円~ / 年額19,800円~(月換算 約1,650円) |
| 無料体験 | Freeプランあり、Proプラン7日間トライアルあり |
スタディサプリTOEICとの違いは守備範囲です。スタサプが「TOEIC特化の一本道」なら、abceedは「教材の図書館+学習モードの工具箱」。手持ちの教材や好みの問題集で書き取りをしたい人、TOEIC以外の試験も視野にある人はこちらが合います。
- ディクテーション機能を人気教材の音声で使える
- 模試・AI分析で、書き取り練習の成果を正答率で確認できる
- TOEIC・英検など複数試験をまたいで1つのアプリで管理できる
- 年払いなら月換算約1,650円と、総合型としては手頃
- 機能が多く、目的を決めずに触ると迷子になりやすい
- 講義動画で理屈から学ぶ設計ではない(解説は教材依存)
使い始めのコツは、教材を1冊に絞ることです。まず自分の受ける試験の公式問題集や定番教材を「マイ教材」に入れ、その音声だけでディクテーション→シャドーイングを回してください。教材の多さは魅力ですが、最初から広げると復習が追いつかなくなります。
ディクテーション練習の流れも確認しておきましょう。
abceedの全機能とプランの詳細は、abceedのプラン・使い方・できること完全ガイドで解説しています。
3ディクトレ|無料でディクテーションだけに集中できる
ディクトレは、聞く・打ち込む・答え合わせするというディクテーションの基本動作だけに機能を絞った無料アプリです。総合的な試験管理や講義機能は期待できませんが、その分シンプルで、「まずディクテーションがどういう練習なのか試してみたい」という段階の人に向いています。
- 0円で「書き取りが自分に合うか」を判断できる、最良の入口
- 英会話のフレーズ素材が中心で、1本が短く挫折しにくい
- 復習管理や試験対策までは踏み込めないため、続けるなら次のアプリを検討する
ディクテーションという練習法自体が合うかどうかは、実際に3日やってみないと分かりません。その「お試し」を無料で完結できる点で、最初の1本としての価値は十分です。
使い方はシンプルで、音声を聞いて、聞こえたとおりに入力し、答え合わせで間違いを確認するだけ。1本が短いので、「今日は3本だけ」と決めれば5分で終わります。ここで「書き取ると聞こえ方が変わる」という手応えを感じられたら、資格対策や動画型など、目的に合う次のアプリへ進むタイミングです。逆に3日続かなかった場合は、ディクテーションより多聴やシャドーイング中心の学習が合っている可能性もあります。
4TORAbit|聞き取れない音を発話練習まで戻す
TORAbitは、シャドーイングと瞬間英作文を組み合わせた発話系アプリです。ディクテーションで見つけた「聞き取れない音」を、今度は自分の口で再現する練習に使えるのが特徴です。
| サービス名 | TORAbit(トラビット) |
| 主な特徴 | シャドーイングと瞬間英作文に特化した科学的トレーニング。AI採点が無制限。 |
| 対象ユーザー | 書き取りで見つけた弱点を発話で潰したい初中級者〜中級者 |
| 料金 | 月額換算 約1,925円(6ヶ月プラン時)など |
| 無料体験 | 7日間 |
連結や脱落は、「知識として知っている」だけでは聞き取れるようになりません。自分で発音できる音は聞き取れるようになる、という原則に沿って、書き取り→発話の往復を作れるのがTORAbitの持ち味です。AI採点が無制限なので、納得いくまで同じ文を練習できます。

- シャドーイングのAI採点が無制限で、発音の変化を数値で追える
- 瞬間英作文とセットで「聞ける→言える」の往復を作れる
- 月額換算約1,925円(6ヶ月プラン時)と、発話系としては手頃
- ディクテーション(書き取り入力)そのものの機能ではない
- 試験形式の問題演習は守備範囲外
5RedKiwi|YouTube感覚で続けられる動画アプリ
RedKiwiは自然な会話や動画素材を使ったリスニングアプリで、資格試験の出題形式に合わせたものではありません。ただ、短い動画を繰り返し見ながら聞き取れない表現を確認できる手軽さがあり、「資格の音声だけでは飽きる」という人が息抜き的に取り入れるのに向いています。
- 1本数十秒の動画で、書き取りのハードルが低い
- ネイティブの自然な速さ・崩れた音に触れられる
- 試験対策の体系性はないため、資格勢はメインではなく補助に
「今日は疲れて問題集を開く気になれない」という日に、好きなドラマの1場面だけ書き取る。この逃げ道があるかどうかで、リスニング学習全体の継続率は変わってきます。娯楽と練習の中間にいるアプリとして、メインの学習の脇に置いておく使い方が最も活きます。
6VoiceTube|動画素材の幅広さが魅力
VoiceTubeはニュースや映画、日常会話まで幅広い動画素材を字幕つきで学べるアプリです。速度調整もできるため、最初はゆっくり聞いて、慣れてきたら通常速度で書き取るという段階的な使い方ができます。
ディクテーション特化ではないので、書き取る範囲は自分で15秒〜30秒程度に区切るのがコツです。ジャンルの幅広さは飽き防止に効きますが、毎回違うジャンルを渡り歩くと成長を実感しにくくなるため、最初の数週間は同じジャンル・同じ話者に絞ることをおすすめします。
7TEDICT|中上級者向けの本格素材
TEDICTはTEDの講演を教材にした学習アプリで、内容も語彙レベルも本格的です。中上級者が「聞き取れているつもりで実は聞き逃している」部分をあぶり出すのに向いています。
一方で、初心者がいきなり挑戦すると、音声の長さと語彙の難しさで挫折しやすいのも事実です。スクリプトを読んで9割理解できる講演を選ぶか、基礎的な書き取りに慣れてから移行してください。背伸びした素材は、達成感より徒労感が先に来ます。
TEDICTの良さは、素材そのものに「聞きたい理由」があることです。試験音声と違って講演の内容自体が面白いため、中上級者が学習のマンネリを破る起爆剤になります。興味のある分野の講演を選べば、専門語彙の耳慣らしにもなり、仕事で英語を聞く人の実践訓練としても機能します。
8英語の友|資格教材の音声をそのまま使う
英語の友は旺文社の公式アプリで、対応する問題集や単語帳を持っていれば追加費用なしでリスニング音声を利用できます。すでに旺文社の教材を持っている人にとっては、ディクテーション用の音源として最も導入しやすい選択肢の一つです。
速度調整と区間リピートが使えるため、紙の教材+CDの学習をアプリで置き換えるだけでも、書き取り練習の効率は目に見えて変わります。英検やTOEICの旺文社教材で学習中の人は、新しいアプリを探す前にまずこれを試してください。
- 手持ちの旺文社教材が対応しているかを最初に確認する
- 書籍とセットで使う前提で、アプリ単体では完結しない
- 「教材は持っているのに音声を聞いていない」人の最初の改善策になる
9Speak|書き取った後、自分でも話せるようにする
SpeakはAI相手に英語で会話するアプリで、ディクテーション専用ではありません。ただし、書き取りで「聞こえなかった表現」が分かった後、それを実際に声に出して使ってみる場としては最有力です。
OpenAI社と技術提携した自然なAI会話が持ち味で、書き取った表現をフリートークの中で実際に使うと、「知っている表現」が「使える表現」に変わります。聞く・書くで止まらず、話す練習まで進みたい人の次のステップになります。

10シャドテン|人による添削という選択肢(参考比較)
シャドテンは人によるシャドーイング添削サービスで、ディクテーションアプリとは性質が異なりますが、「AIではなく人に直してもらいたい」というニーズの比較対象として押さえておく価値があります。
価格は人的添削のぶんアプリより高くなる傾向があります。まずはアプリで書き取りと発話の基礎量をこなし、「自分では気づけない癖がありそう」と感じた段階で検討する順序が現実的です。シャドテンとアプリの比較はシャドテンとSpeakの比較記事でも扱っています。
この順位を「上から順に入れるリスト」として使わないでください。あなたの目的の欄で名前が挙がったアプリこそが、あなたにとっての実質1位です。
費用・素材タイプ・レベルで横断比較:観点を変えても上位は変わるか
10本を順番に見たあとに気になるのは、「観点を変えたら順位はどう変わるのか」です。費用・素材タイプ・レベルの3つで並べ直すと、診断の答え合わせができます。
費用ランキング TOP3(無料で使える範囲の広さ)
| アプリ名 | 費用情報と特徴 |
|---|---|
| ディクトレ |
|
| 英語の友 |
|
| abceed(Free→Pro 年払い 月換算 約1,650円) |
|
素材タイプランキング TOP3(目的への直結度)
| アプリ名 | 素材の特徴 |
|---|---|
| スタディサプリTOEIC |
|
| RedKiwi / VoiceTube |
|
| TEDICT |
|
レベルランキング TOP3(対応レベルの幅広さ)
| アプリ名 | 対応レベルの特徴 |
|---|---|
| abceed |
|
| スタディサプリTOEIC |
|
| ディクトレ |
|
観点を変えても、スタディサプリTOEICとabceedはどこかのTOP3に顔を出します。だからこそ「迷ったらこの2つ」が次のセクションの結論になります。一方で、0円ならディクトレ、動画の楽しさならRedKiwi、発話への接続ならTORAbitと、単独の観点では別のアプリが勝つ場面もあります。観点別の表は、総合順位への反論材料としてこそ価値があります。自分の優先観点で浮上した1本があれば、迷わずそちらを選んでください。
書き取りを結果につなげる学習手順
アプリを決めても、やり方を間違えるとディクテーションは「つらいだけの作業」になります。ここでは、聞く→書く→答え合わせ→音の変化確認→声に出す、という一連の流れを固定する手順を紹介します。

1回で完璧に書き取ろうとしない
最初は英文全体を書き切るより、聞こえなかった単語を残すことを優先します。空欄が多くても、そこがリスニングの改善ポイントです。全部埋めようとして1つの音声に何度も時間を使うより、分からない部分だけ印をつけて先に進むほうが、結果的に多くの音声に触れられます。
スクリプト確認後に音の変化を見る
答え合わせでは意味だけでなく、連結、脱落、弱形、語尾の子音を見ます。ここを確認しないと、同じ音声を次に聞いてもまた同じ場所を落とします。「意味は分かったから終わり」ではなく、「なぜこの音が聞こえなかったのか」を一言でメモする習慣をつけると、次の音声での聞き取り精度が上がっていきます。
最後に声に出して戻す
書き取りで終わると、理解はできても口から出るようにはなりません。短い英文だけでよいので、最後に音声に合わせて声に出すと、シャドーイングにもつながります。TORAbitやSpeakのような発話系アプリは、この最後のステップを補うために使うと役割が重複しません。
TOEIC対策なら、書き取るパートを絞る
TOEIC対策でディクテーションをする場合、全パートを均等に書き取る必要はありません。優先度が高いのはPart 2(応答問題)とPart 3(会話問題)の冒頭部分です。
- Part 2:1文が短く書き取りやすいうえ、冒頭の疑問詞を落とすと即失点する構造のため、書き取り練習の効果が最も出やすいパートです
- Part 3・4:全文ではなく、設問に絡む冒頭2文だけを書き取ると、「場面をつかむ力」が効率よく鍛えられます
- Part 1:語彙が独特なので、書き取りより頻出表現の暗記が先です
「全部書き取らなきゃ」という思い込みを外すだけで、ディクテーションは一気に続けやすくなります。
同じ音声を3回使い回す
1つの音声は、1回書き取って終わりではもったいない素材です。1回目は書き取り、2回目は数日後にスクリプトなしで聞き直して「聞こえるようになったか」を確認、3回目は音声に合わせて声に出す。同じ素材を3つの練習に使い回すと、新しい音声を探す手間が減るうえ、成長も実感しやすくなります。
アプリの学習履歴やブックマーク機能は、この使い回しのためにあります。「聞き取れなかった音声」を貯めておく場所を1つ決めておきましょう。
目的別・1週間の組み立て方
「何となく毎日聞く」よりも、1週間の中で役割を分けたほうが伸びを感じやすくなります。目的別に、平日と週末でやることを変える組み立て方の例を紹介します。
| 目的 | 平日 | 週末 |
|---|---|---|
| TOEIC対策 | 問題演習の間違い箇所を1日5文だけ書き取る | 1週間分をまとめて音読・シャドーイング |
| 無料入門 | ディクトレで短い音声を1日3セット | 聞き取れなかった単語だけ復習ノートにまとめる |
| 動画で継続 | RedKiwi/VoiceTubeで好きな動画を15秒だけ書き取る | 1週間で気に入った表現を5つ声に出す |
| 発話まで戻す | 書き取った表現をTORAbit/Speakで声に出す | 聞き取れなかった音声変化だけを集中的に発話練習 |
動画アプリで書き取るときの手順
RedKiwiやVoiceTubeのような動画アプリはディクテーション専用ではないため、手順を自分で決めておくと迷いません。
メモは「間違いの理由」だけ残す
書き取りノートを丁寧に作り込む必要はありません。残す価値があるのは、書き取った英文そのものではなく「なぜ聞こえなかったか」の一言です。
- want to が wanna に崩れて拾えなかった → 音声変化
- through と threw を混同 → 文脈処理が遅い
- そもそも deficit を知らなかった → 語彙
このメモが10個ほど貯まると、自分の失点パターンが2〜3種類に集約されていることに気づくはずです。そこが、あなたのリスニングの直すべき本丸です。
スマホとPC、どちらでやるべきか
ディクテーションはスマホの音声入力やフリック入力だけでも練習できますが、書き取る英文が長くなるほどPCやタブレットの物理キーボードのほうが入力のストレスが少なくなります。通勤・通学中などスキマ時間はスマホで短い音声を、まとまった時間が取れる週末はPCでやや長めの音声をというように、環境に合わせて使い分けると続けやすくなります。abceedやスタディサプリTOEICはスマホ・PC両方に対応しているため、この使い分けもしやすいアプリです。
問題演習・講義・書き取りを同じ流れで回したい人は、まず無料体験で「解く→書き取る→解説を見る」の一連の操作感を確かめてみてください。
レベル別:ディクテーションの始め方と素材の選び方
同じアプリでも、今のレベルによって「最初の2週間にやるべきこと」は変わります。TOEICスコアを目安に、始め方を3段階に分けておきます。
基礎期(〜TOEIC450点前後):1文の短い素材で成功体験を作る
この段階では、書き取れない原因の多くが語彙と基礎文法にあります。ディクテーションは1文単位の短い素材(ディクトレ、スタサプの初級レッスンなど)に絞り、並行して単語学習を進めてください。書き取りは1日3文で十分。「3文とも書けた」という成功体験が、この時期の一番の燃料になります。
成長期(TOEIC450〜700点前後):音声変化に集中する
語彙はあるのに聞こえない、という悩みが中心になる時期です。ディクテーションの効果が最も出る帯で、Part 2・3の書き取りと、連結・脱落・弱形のメモを毎日回してください。書き取った文のシャドーイングを組み合わせると、伸びが加速します。スタサプTOEICの講義で音声変化のルールをまとめて学ぶのも、この時期が最も効きます。
仕上げ期(TOEIC700点〜):素材の幅とスピードを上げる
試験音声はほぼ聞き取れるのに実践で落とす、という段階では、TEDICTや動画アプリで「整っていない英語」に触れる比重を増やします。書き取りは毎日ではなく、聞き取れなかった箇所のピンポイント診断として使う頻度に落とし、多聴・発話練習へ時間を移してください。
迷ったらスタディサプリTOEICかabceed:筆者が「外しにくい2つ」と判断する理由
ランキングでも観点別比較でも上位に残ったこの2つについて、判断の根拠と筆者の立場を示しておきます。
判断の前提として、筆者の背景を開示しておきます。
- 上智大学卒(言語学・英語教育専攻)
- 英検1級保持
- 日本最大級の英語サービスの運営に従事

リスニング指導の理論と、実際に多くのアプリを触ってきた検証の両方から、「書き取りが復習まで進む」アプリを選んだよ。
2つの強みは別方向です。スタディサプリTOEICは「TOEICへの直結度と講義の深さ」、abceedは「教材の広さと分析の網羅性」。守備範囲が重ならないため、目的が決まれば迷わず選べます。

TOEICスコアに直結させたいならスタディサプリTOEIC
問題演習・ディクテーション・シャドーイング・講義が1本の流れにつながっているのが最大の強みです。
「解いて、書き取って、理由を理解して、声に出す」を1つのアプリで回したい方、TOEICのスコアという明確なゴールがある方に最適です。
初回の無料体験で、書き取り機能の操作感と講義の分かりやすさを確かめられます。
教材を横断して自分のペースで進めたいならabceed

好みの教材の音声で書き取りができ、模試とAI分析で成果を数値化できるのが持ち味です。
TOEICに限らず複数の試験を視野に入れている方、手持ちの教材と組み合わせたい方はこちらが合います。英検・TOEIC・TOEFLと目標が変わっても学習データごと引き継げるのは、特化型にはない安心感です。
Freeプランで教材の対応状況と学習モードの使い勝手を確認できます。

それでも迷ったら:TOEIC予定があるならスタディサプリTOEIC
比較を重ねるほど決めきれなくなった方のために、筆者の結論を書いておきます。今後1年以内にTOEICを受ける予定が少しでもあるなら、スタディサプリTOEICです。理由は3つあります。
ディクテーションは練習法として優秀ですが、独学だと「何のためにやっているのか」を見失いやすい練習でもあります。スコアという目標、講義という伴走、演習という出口が揃った環境に書き取りを置くことで、練習が迷子になりません。
- 書き取りが「作業」で終わらない:講義動画が聞き取れない理由まで説明してくれるため、ディクテーションの弱点(答え合わせが浅くなりがち)を構造的に潰せます。
- 成果が測れる:TOEIC形式で練習した分は、模試や本番のスコアという分かりやすい物差しで返ってきます。
- 合わなければやめられる:初回無料体験で一連の流れを試せるので、失敗のコストが小さく済みます。
リスニング研究でも、書き取りのような「音と文字の照合」練習は、音声知覚の弱点を特定する手段として有効とされています。ただしそれは、答え合わせで原因を言語化できたときの話。解説と講義がセットになったアプリを選ぶ意味は、ここにあります。

TOEICを受けないなら話は別で、教材の自由度が高いabceedか、無料のディクトレから始めるのが正解。「TOEICの予定があるか」で分岐するのが、いちばん後悔の少ない決め方だよ!
ディクテーションのメリットと限界:伸びる力・伸びない力
ここまで個別のアプリを見てきましたが、「ディクテーションという練習法自体」の効果と限界も正直に押さえておきます。ツール選びの前に知っておくと、期待値のズレを防げます。
- 弱点が文字で見える:聞き流しでは曖昧なままの「落とした音」が特定できる。
- 音声変化への感度が上がる:連結・脱落・弱形を意識的に確認する習慣がつく。
- 語彙・文法の穴も見つかる:聞き取れない原因が音ではなく知識の場合も、書き取りなら区別できる。
- 集中したリスニング時間を作れる:「聞いたつもり」を防ぎ、短時間でも密度の高い練習になる。
一方で、限界もあります。
- 時間がかかる:同じ時間で触れられる英文量は多読・多聴より少ない。素材の全文書き取りは非効率。
- 発話力には直結しない:書き取れても話せるようにはならない。発話練習への接続が必要。
- 単調で飽きやすい:素材選びと1回の分量設計を誤ると、作業感が勝ってしまう。
- 速読・速聴の代わりにはならない:長文を前から処理する力は、別の練習で補う。
リスニングの処理は、音を単語として切り出す「音声知覚」と、意味を組み立てる「理解」の2段階に分けられます。ディクテーションが直接鍛えるのは前者です。だから「単語にすると分かるのに、音だと分からない」タイプの人には劇的に効く一方、語彙や文法の不足で意味が取れない人には、書き取りより先にやるべきことがあります。自分の聞き取れない原因がどちら側なのかを最初の1週間で見極めると、その後の伸びがまったく変わります。
だからこそ、この記事では「書き取りだけで完結するアプリ」より、演習や発話練習へ接続できるアプリを上位にしています。ディクテーションは診断ツールとして使い、見つけた弱点は別の練習で潰す。この役割分担が、遠回りに見えて一番早い進め方です。
ディクテーションでよくある失敗パターン
アプリを入れても聞き取りが伸びない人には、いくつか共通する失敗パターンがあります。どれも「真面目な人ほどはまりやすい」罠なので、実際に起きやすい5つの失敗を、そのまま回避策とセットで紹介します。
失敗1:知らない単語だらけの音声を選んでしまう
TEDICTのような本格素材はレベルが高く、達成感がある一方で、知らない単語が多すぎる音声を選ぶと、聞き取りの練習ではなく単語調べの作業になってしまいます。ディクテーションで伸ばしたいのは「知っている単語が音として聞き取れるか」なので、意味を知らない単語が文中に2割以上あるレベルの素材は、先に語彙を増やしてから戻ってくるほうが効率的です。
失敗2:答え合わせで意味だけ確認して終わる
スクリプトを見て「意味は合っていた」で終わらせると、次に同じような音声を聞いても同じ場所で聞き逃します。答え合わせのときは、聞き取れなかった1〜2箇所について「なぜ聞こえなかったのか」(連結、脱落、知らない語彙、単純に速かった、など)を一言でメモする習慣をつけると、聞き取れないパターンが自分の中で言語化されていきます。
失敗3:毎回違うジャンルの音声を選んでしまう
RedKiwiやVoiceTubeのように動画素材が豊富なアプリでは、ニュース、ドラマ、日常会話と毎回違うジャンルを選びたくなりますが、ジャンルを変えるたびに語彙や話すスピードの傾向も変わるため、成長を実感しづらくなります。最初の2〜3週間は同じジャンル・同じ話者に絞って聞くと、耳が慣れてきた変化に気づきやすくなります。
失敗4:書き取りだけで満足し、発話に戻さない
ディクテーションは受け身の練習に見えて、実は発話練習の土台づくりでもあります。書き取って答え合わせをするところで終えてしまうと、聞き取れるようになっても話せるようにはなりません。TORAbitやSpeakのようなアプリで、書き取った表現を実際に声に出して使ってみるところまでを1セットにすると、リスニングとスピーキングが同時に伸びやすくなります。
失敗5:全文書き取りにこだわって1日で燃え尽きる
長い音声を最初から最後まで書き取ると、1回の練習が30分を超え、翌日から腰が重くなります。書き取るのは「間違えた文」「聞き取れなかった15〜30秒」だけで十分です。ディクテーションは筋トレと同じで、1回の量より頻度が効きます。物足りないくらいの分量で毎日続けてください。
紙とCDの学習とアプリの比較
ディクテーション自体は、紙のノートとCD(音源)でも昔から行われてきた練習法です。「わざわざアプリを使う必要はあるのか」という疑問はもっともなので、アプリを使う意味がどこにあるのかも整理しておきます。
比較項目1:練習のテンポ
アプリ:音声の区切り・リピート・答え合わせがワンタップで進み、練習のテンポが途切れません。1回5分の練習が現実的になります。
紙とCD:巻き戻しや答え合わせに手間がかかるぶん、1回の練習が大きくなりがちです。じっくり派には向きますが、平日継続のハードルは上がります。
比較項目2:記録と振り返り
アプリ:学習履歴や正答率が自動で残り、「先週より聞き取れている」変化が見えます。
紙とCD:書き取りノートが財産として残るのは紙ならでは。ただし振り返りの仕組みは自分で作る必要があります。
比較項目3:素材の量と鮮度
アプリ:教材数百冊、動画数千本というスケールで素材へアクセスでき、飽きたら替えられます。
紙とCD:手持ちの教材の範囲で完結します。1冊をやり込む集中には向きますが、量の確保は不利です。
ディクテーションアプリに関するよくある質問
始める前に迷いやすい点を、まとめて解消しておきます。
Q1: 無料アプリだけで十分ですか?
「ディクテーションの練習をする」だけなら十分です。ディクトレと動画アプリの無料範囲だけでも、書き取りの基本サイクルは回せます。ただし、TOEICの解説、模試、復習管理、教材横断まで求めるなら、スタディサプリTOEICやabceedのような有料アプリのほうが結果的に効率的な場合があります。まず無料で「練習法が合うか」を確かめ、物足りない部分が言葉にできたら有料を検討する順番が安全です。
Q2: 初心者はどのアプリから始めるべきですか?
短い音声で答え合わせがしやすいアプリから始めましょう。TEDICTのような長いTED素材よりも、ディクトレのように1文から3文で終わる教材のほうが挫折しにくく、最初の成功体験を作りやすくなります。TOEIC予定があるなら、最初からスタディサプリTOEICの1文単位の書き取りで始めても問題ありません。
Q3: シャドーイングとどちらを先にやるべきですか?
聞き取れない部分が多い人は、先にディクテーションで落とした音を見つけ、その後にシャドーイングへ進むほうが直しやすいです。何が聞こえていないか分からないままシャドーイングをしても、直す対象がぼやけてしまいます。
Q4: 毎日どのくらいやればいいですか?
1日5〜10分、音声にして15〜60秒分で十分です。大切なのは1回の量より頻度で、週末の30分より平日毎日の5分のほうが耳は育ちます。1音声1分でも毎日続けてください。
忙しくてそれも難しい日は、「昨日書き取った音声をもう1回聞くだけ」に縮小してください。ゼロの日を作らないことが、翌日の再開ハードルを下げます。
Q5: 動画アプリでもディクテーションはできますか?
できますが、字幕や再生機能の使い方を自分で決める必要があります。RedKiwiやVoiceTubeのような動画アプリでは、動画全体ではなく15秒から30秒だけ切り出して書き取ると、資格教材と同じ感覚で続けやすくなります。
Q6: 書き取れるようになった後、次は何をすればいいですか?
書き取りの精度が上がってきたら、TORAbitやSpeakのような発話系アプリで、聞き取れなかった表現を今度は自分の口で再現する練習に進みましょう。聞く・書くで止めず、話すところまで戻すと、リスニングとスピーキングの両方が伸びやすくなります。
Q7: シャドテンのような有人添削サービスとアプリはどう違いますか?
アプリは自分のペースで何度でも聞き直せる手軽さと価格の安さが魅力です。一方でシャドテンのような有人添削は、AIでは拾いきれない発音やイントネーションの癖まで指摘してもらえる代わりに、価格はアプリより高くなる傾向があります。まずはアプリで基礎量をこなし、「自分では気づけない癖がありそう」と感じた段階で検討する順序が無理のない進め方です。
Q8: 音声入力(しゃべって書き取る)でもいいですか?
タイピングの代わりに音声入力を使う方法もありますが、ディクテーションの目的からは少しずれます。自分の発音が正確でないと正しく変換されないため、書き取りの答え合わせと発音の答え合わせが混ざってしまうからです。書き取りはタップやキーボード入力で行い、発音はシャドーイングやAI採点で別に確認する、と分けるほうが練習として管理しやすくなります。
Q9: 何点くらいから(どのレベルから)ディクテーションを始めるべきですか?
中学レベルの語彙・文法が一通り入っていれば始められます。逆にそれ以前の段階では、書き取れない原因のほとんどが「知らない」ことになってしまうため、単語と基礎文法を先に進めるほうが効率的です。TOEICでいえば400点前後から、書き取りの効果を実感しやすくなります。
Q10: 最初にインストールする1本を決めきれません。おすすめは?
目的がTOEICなど資格対策ならスタディサプリTOEICかabceed、とにかく無料でディクテーションの感覚をつかみたいならディクトレ、動画で楽しみながら続けたいならRedKiwiかVoiceTubeから始めてください。どれか1つを3日試して「物足りない」と感じた部分が分かった時点で、次に足すべきアプリも自然と見えてきます。
他の目的でアプリを選ぶなら
リスニング以外の軸でアプリを選びたい場合は、目的別に整理した比較記事もあわせてどうぞ。
- TOEICアプリおすすめランキング|無料・有料を目的別に比較
- 英検アプリおすすめランキング|級別・4技能別に無料も比較
- AI英会話アプリおすすめランキング|目的別に比較
- 瞬間英作文アプリおすすめランキング|目的別に比較
まとめ:ディクテーションアプリは「目的で選んで、書き取りの先まで設計する」が正解
この記事では、定番10本のディクテーションアプリを、30秒診断・総合ランキング・観点別比較・学習手順の4段階で見てきました。
結論をもう一度まとめます。
- 知名度ではなく、目的・素材レベル・書き取り後の導線で選ぶと失敗しない
- TOEIC対策ならスタディサプリTOEIC、教材横断ならabceedが外しにくい
- 無料の入口はディクトレ、動画継続はRedKiwi/VoiceTube、発話への接続はTORAbit/Speak
- 書き取りで終わらせず、答え合わせで原因を言語化し、最後は声に出す

続けるコツは、ディクテーションを「通勤電車の中」「昼休みの5分」のように、すでにある生活の隙間へ固定してしまうことです。1音声1分でも毎日続けるほうが、週末にまとめて30分やるより確実に耳は育ちます。
今日やることは2つだけです。診断で決めた最初の1本を入れること。そして、15秒でいいので1本書き取ってみること。「聞こえたつもりの音が、書くと書けない」という発見が、リスニングが変わり始める合図です。
教材を横断して自分のペースで進めたい方には、こちらが有力です。
書き取った英語は、声に出した日から自分のものになります。最初の1本を入れて、今日の1文から始めてください。


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