- スタディギアは今も無料で使えるのか知りたい
- 英検の公式アプリを探しているが、見つからない
- ログインしようとしたら、案内が出て入れなかった
- 公式でなくなるなら、何を基準に選べばいいのか分からない
検索してたどり着いた方には、先に事実だけをお伝えします。スタディギア for EIKEN は、すでにサービスそのものが終了しています。無料か有料かという話ではありません。サービスが存在しない状態です。
しかも重要なのは、終了の理由が公表されていることです。英検協会は、「今では英検対策のアプリも出版物も数多く、しかも高品質で使いやすい」という判断を文書で示したうえで、無償提供の終了を決めたと説明しています。
つまり公式が示した道筋は「公式を待て」ではありません。数多くある選択肢から、自分で選んでほしいというものです。この記事は、その選び方を扱います。
筆者は英検1級を保持し、日本最大級の英語サービスの運営に関わりながら、学習アプリを実際に触って比べてきました。なおスタディギアおよび英ナビ!とは提携がなく、紹介による報酬も一切ありません。10年間続いたサービスとして、その意義は正当に評価します。

塾でスタディギアを勧められたので調べたんですが、入り口が見つからなくて。私の探し方が悪いんでしょうか。

探し方の問題じゃないよ。サービス自体が畳まれているんだ。ネットに残っている案内は終了前のものだから、日付を見ないと混乱する。

そうだったんですね。公式のものがないなら、何を信じて選べばいいんでしょう。

そこが本題だね。「公式」という看板に何を期待していたのかを分解すると、代わりに何を見ればいいかが出てくる。順番にいこう。
- スタディギアに何が起きたのか、二段階の経緯
- 英検協会が終了理由として公表した内容
- 「公式だから安心」の中身を分解した3つの要素
- 公式ツールがない前提で、教材を選ぶ手順
- 結論:スタディギアはもう使えない。公式アプリという選択肢自体が消えた
- 何が起きたのかは、二段階に分けて確かめると誤解しない
- 英検協会が書いた終了の理由が、そのまま選び方の指針になっている
- 10年間の無料提供には、きちんとした価値があった
- 「公式だから安心」の中身は、3つに分解できる
- 出題形式への準拠は、今は市販の教材のほうが速く追いつく
- 形式改定の直後こそ、教材の新しさが効いてくる
- 検索で今も出てくる情報の多くは、終了前のものである
- スタディギアが担当していた工程を、先に書き出しておく
- 代わりを選ぶときに見るのは、公式かどうかではない
- 教材を横断して借りる形は、失われた工程をまとめて引き取る
- 何を基準に選ぶかを、分岐で決める
- 公式の新サービスを待つという選択も、間違いではない
- 併用するなら、役割を分けないと進度が読めなくなる
- 4週間あれば、代わりの教材は軌道に乗る
- クーポンや特典の案内が残っていたら、まず日付を見る
- スタディギアとその代わりについて、よくある質問
- まとめ:公式が畳んだ以上、選ぶ役割はこちらに移った
結論:スタディギアはもう使えない。公式アプリという選択肢自体が消えた
最初に結論を置きます。ここを誤解したままだと、探しても見つからない時間だけが増えます。
- 2023年3月31日:英検の受験申込者へのベーシック版の無償提供が終了したと案内されています
- 2024年3月31日:サービスそのものが終了したと運営会社が発表しています
- つまり現在:有料でも無料でも、このサービスを新たに使うことはできません
「無料かどうか」を調べていた人は、前提を更新する必要がある
検索の主流は今も「スタディギア 無料」です。ところが問いの立て方が現状に追いついていません。料金の話ではなく、存否の話に変わっています。
代わりを探す作業は、思ったより単純になる
公式という選択肢が消えたことで、比較の軸が1本減りました。残るのは、教材の中身と使い勝手だけです。
この記事の進み方
まず経緯を確定させ、次に「公式」に期待していたものを分解します。そのうえで、代わりを選ぶ手順に落とします。
- 前半:何が起きたのか、公表資料に基づく整理
- 中盤:公式であることの価値を3つに分解する
- 後半:代わりを選ぶ基準と、確かめ方の手順
何が起きたのかは、二段階に分けて確かめると誤解しない
「終了」という言葉が2回出てくるため、混同されがちです。別々の出来事なので、分けて押さえます。

第一段階:受験申込者への無償提供が終わった
英検協会は2023年2月17日付の文書で、受験者へのベーシック版の無償提供を2023年3月31日で終えると案内しました。この時点では、サービス自体はまだ動いていました。
第二段階:サービスそのものが終わった
運営していた教育測定研究所は2024年2月5日付で、2024年3月31日をもってサービスを終了すると発表しました。2014年4月の提供開始から、約10年での区切りです。
だから「クーポンを使えば無料」という情報は成立しない
終了前には、教室や書籍を経由した優待の案内が各所にありました。それらはサービスの存在を前提にしています。
- 受験申込者向けの無料利用の案内
- 教室経由の優待コードの案内
- プランごとの料金比較の記事
混乱の原因は、更新されていない記事の量にある
サービスが10年続いたぶん、紹介記事も大量に残りました。検索結果の上位に、終了前の記述が残り続けています。
しかも当時の記事は、公式サービスとして丁寧に書かれたものが多くあります。内容が具体的なぶん、古いと気づきにくいのが厄介です。
英検協会が書いた終了の理由が、そのまま選び方の指針になっている
この記事でいちばん伝えたいのはここです。終了の告知文には、単なる事務連絡ではない内容が書かれていました。

2014年当時の説明:選択肢が足りなかった
告知文では、2014年の立ち上げ当時はオンラインの英語学習アプリが草創期で、内容の充実も途上だったと説明されています。だからこそ、協会自身が学習機会を作る必要があったという説明です。
2023年時点の説明:選択肢が十分に増えた
そして現在については、英検対策のアプリが数多く存在し、高品質で使い勝手もよく安価なものもあると述べています。参考書や問題集の品揃えも充実していると書かれています。
この説明を、読者側の行動に翻訳すると
「隙間時間の活用」という当初の狙いは、今も有効である
告知文には、まとまった学習時間を取りにくい現代で、隙間時間の活用が力を伸ばす鍵になるという認識が書かれていました。この考え方自体は、サービスが終わっても古びていません。
公式が撤退したのに、市場が充実したという評価は矛盾しない
普通、サービスの終了は品質や採算の問題として語られます。ところがこの告知は、外部環境の充実を理由に挙げています。
- 2014年当時は、選択肢そのものが不足していた
- 現在は、高品質で安価な選択肢が数多くある
- 出版物とオンラインが融合した新しい形も出てきている
公式の言葉を、都合よく読まないための注意
告知文は特定のサービスを推奨してはいません。「数多くある」と書いただけで、どれがよいとは書いていません。ここを混同した紹介記事には気をつけてください。
10年間の無料提供には、きちんとした価値があった
終わったサービスを軽く扱うつもりはありません。当時できていたことを正確に残しておきます。
費用の壁を、受験者の側から取り除いていた
受験を申し込めば使えるという形は、家庭の事情に左右されにくい設計でした。学習機会の平等という点で、意味のある仕組みでした。
英検は小学生から社会人まで受ける試験です。教材にかけられる金額の幅も、その分だけ広くなります。申し込んだ全員に同じ入り口を用意するという設計は、その幅を埋めていました。
同じことを民間のサービスに期待するのは無理があります。ここは公式でなければ成り立たなかった部分です。
出題形式に直接ひもづいていた
試験を実施する側の公式サービスであることは、形式面での信頼につながっていました。過去問題を活用した学習内容が用意されていた点も、当時としては貴重でした。
2014年当時、英検の過去問を使ったオンラインの演習は多くありませんでした。紙の問題集を買って自分で解くのが標準だった時期に、画面上で解いて即座に採点される体験は新しいものでした。
対応していた級の幅が広かった
上位級から下位級まで、幅広い級のコンテンツが提供されていたと案内されていました。小学生から社会人まで、同じ入り口で入れました。
- 無償という条件で、費用の壁を下げていた
- 試験実施側の公式サービスという安心感があった
- 級の対応範囲が広く、家族で使えた
- 自動採点の機能など、当時としては先進的な仕組みを備えていた
それでも終わったのは、周りが追いついたからである
品質が落ちたから終わったのではありません。公表された説明は、市場のほうが充実したという内容です。この違いは、代わりを探すときの気持ちに影響します。
「公式だから安心」の中身は、3つに分解できる
代わりを選ぶには、何を失ったのかを言語化する必要があります。公式という言葉は、実は3つの別々の期待を束ねています。
1つめ:出題形式への準拠
本番と同じ形の問題が出てくること。これは学習の質に直結します。
2つめ:情報の正しさ
級の構成や試験の仕組みについて、間違った説明をされないこと。公式であれば、この心配が要りません。
3つめ:選ばなくていいという安心
そして意外と大きいのがこれです。「公式が用意したものだから、比較しなくていい」という判断の省略です。
3つめを軽く見ると、選ぶ作業で止まる
実際に相談を受けていて多いのは、代わりを探し始めたまま何週間も決まらないという状態です。機能を比べ続けているうちに、学習そのものが止まります。
保護者が決める場合は、3つめの負担が特に大きい
子どもの教材を選ぶ立場では、判断の責任が重くなります。公式という看板は、その重さを軽くしていました。
- 子どもの級に合った内容が入っているか
- 課金の仕組みが、保護者側で管理できるか
- 無料の範囲で、実際の画面を一緒に確認できるか
分解すると、探すべきものが変わる
| 期待していたもの | 代わりで見るべき点 |
|---|---|
| 出題形式への準拠 | 改定後の形式に対応した教材が入っているか |
| 情報の正しさ | 級・形式の説明が公式の記載と一致するか |
| 選ばなくていい安心 | 選ぶ手順を、あらかじめ決めておく |
出題形式への準拠は、今は市販の教材のほうが速く追いつく
かつては公式ツールの優位が明確だった領域です。ところが状況が変わっています。ここは丁寧に見ておきます。
改定があったとき、誰が先に対応するか
2024年度の形式改定では、対策書の各社がリニューアル対応版を出しました。出版社側の対応は、想像より速く進みました。
公式が形式を先に知っているのは事実である
もちろん、試験を作る側は改定の内容を最初から把握しています。しかし改定内容は事前に公表されるため、その差は実務上あまり効きません。
2024年度の改定内容は、事前に公開されていた
英検協会は専用の案内ページを設け、級ごとの変更点を表で示しました。設問数の削減、作文の増題、試験時間の変更などが記載されています。
- 3級以上で英作文が1題から2題に増えた
- 2級以上と準2級プラスには要約、準2級と3級にはEメールが加わった
- 準2級は筆記が75分から80分へ、3級は50分から65分へ延びた
- 1級・準1級・2級の筆記時間は据え置き
だから「準拠」は、もはや公式だけの強みではない
公表された内容に基づけば、対策書もアプリも同じ形式を作れます。残る差は、対応の速さと収録量の側に移りました。
形式改定の直後こそ、教材の新しさが効いてくる
改定から時間が経った今、注意すべき点は別のところにあります。古い形式のまま残っている教材です。

改定前の版が、まだ流通している
中古や在庫として、改定前の対策書は今も手に入ります。安く見えるぶん、形式が合っていない可能性があります。
確かめ方は表紙ではなく、目次にある
アプリ側は、版の入れ替えが見えにくい
紙の本なら奥付で版が分かります。アプリでは、どの版が収録されているか分かりにくい場合があります。教材名に付いた年度や版の表記を確認してください。
改定で増えたのは、自習では埋めにくい領域である
作文が2題に増えたことで、自分では採点できない設問の比重が上がりました。公式アプリがあったころも、この部分は自動採点に頼りきれない領域でした。
- 作文が2題になり、書く分量そのものが増えた
- 2題目は級によって種類が違い、混同しやすい
- 採点の観点が複数あり、自己判定が難しい
この確認は、公式かどうかとは無関係である
新しい版を選ぶという作業は、どの選択肢でも共通です。公式が消えたから増えた手間ではありません。
検索で今も出てくる情報の多くは、終了前のものである
代わりを探す前に、情報の見分け方を先に身につけたほうが早いです。ここを飛ばすと、古い案内に何度も戻ります。
日付の見方を決めておく
- 2023年3月より前の記事:無償提供を前提にしている可能性が高い
- 2024年3月より前の記事:サービスの存在を前提にしている
- 日付がない記事:内容の前提が確認できないため、判断材料にしない
更新日と公開日は、別のものとして見る
更新日だけが新しく、本文が古いままの記事があります。本文中の記述が、現状と噛み合っているかを見てください。
口コミサイトは、新旧が混ざりやすい
評価の書き込みは、投稿時点の状況を反映します。10年分の書き込みが同じページに並ぶと、時系列が消えます。
「英検公式」という語が付いていても、日付を見る
当時のサービス名には公式という語が含まれていました。そのため、古い記事ほど強い言い方になっています。看板の強さと、情報の新しさは別のものです。
- 「英検を申し込むと無料で使える」
- 「公式アプリなので形式が確実」
- 「プランを比べて選ぼう」
一次情報にあたるのがいちばん速い
サービスの状態を知りたいなら、運営元と試験実施団体の告知を見るのが確実です。この記事で示した日付も、そこから取っています。
スタディギアが担当していた工程を、先に書き出しておく
代わりを探す前に、失われた機能を工程として並べます。ここを飛ばすと、必要のない機能まで探してしまいます。

工程1:級と目標を決めて、範囲を絞る
受験する級を選ぶと、その級の内容だけが提示される仕組みでした。範囲を自分で決めなくてよいという設計です。
工程2:語彙・文法・読解を分野ごとに解く
技能や分野ごとに問題が用意され、順に進める形でした。何をやるか迷う時間が減ります。
工程3:解いた結果が自動で採点される
自分で答え合わせをする必要がありません。この工程が抜けると、学習の負担は体感でかなり増えます。
工程4:進み具合が数値で見える
どこまで終わったかが表示されるため、継続の判断がしやすい設計でした。
- 範囲を絞る:級で絞り込める教材の一覧があれば埋まる
- 分野ごとに解く:市販の分野別対策書で埋まる
- 自動採点:アプリ内で解ける形なら埋まる。紙なら手作業になる
- 進捗の可視化:履歴が残る形なら埋まる
紙だけに戻すと、3番目と4番目が手作業になる
問題集を買えば、1番目と2番目は解決します。残る2つを自分でやるかどうかが、分かれ目です。
ここで「多機能なもの」を探す必要はない
4つの工程が埋まればよいので、それ以上の機能は判断材料になりません。機能の数で選ぶと、使わない部分にお金を払うことになります。
代わりを選ぶときに見るのは、公式かどうかではない
ここから選び方に入ります。公式という軸を外したあと、何を見るのかを3つに絞ります。

基準1:自分の級の教材が、実際に入っているか
サービスの規模ではなく、自分が使う1冊があるかどうかで見ます。冊数の多さは、自分の級に何もなければ意味を持ちません。
とくに下位の級ほど、収録が薄くなりがちです。上位級向けの品揃えを見て決めると、実際に開いたときに合わないことがあります。
基準2:解いた結果が、あとから見返せるか
スタディギアが担当していた工程の中心は、ここでした。解いて、採点されて、記録が残るという流れです。
基準3:無料の範囲で、中身を確認できるか
使い始める前に中を見られるかどうかは重要です。合わない教材に時間を使わずに済みます。
- 自分の級の教材が入っているか
- 解いた結果が記録として残るか
- 使う前に中身を確認できるか
この3点は、公式かどうかで代替できない
公式であっても、自分の級の内容が薄ければ役に立ちません。属性ではなく、中身で判断する癖をつけてください。
教材を横断して借りる形は、失われた工程をまとめて引き取る
3つの基準に照らすと、条件を満たす形はいくつかあります。ここでは、市販教材をアプリ側に収録している形を取り上げます。

発行元をまたいで、同じ用途の本が並ぶ
出版社ごとにアプリを入れ分ける必要がありません。同じ級の対策書が、1つの一覧の中で比べられます。
解いた履歴が自動で残る
正誤が蓄積されるため、落としている分野が見えてきます。手作業の集計が要りません。
ここは地味に見えますが、続けられるかどうかを最も左右する部分です。学習が止まる理由の多くは、内容の難しさではなく管理の面倒さにあります。
紙で解いてノートに転記する運用は、最初の2週間は続きます。問題は3週目以降です。転記が1日抜けると、そこから戻れなくなります。
- 復習する範囲を、勘ではなく履歴で決められる
- できるようになった部分に時間を使わずに済む
- 試験前に、見直す優先順位が自動的に並ぶ
教材を試してから決められる
紙で買うと、合わなかったときに戻せません。先に開いてから続けるかどうかを決められる形は、選ぶ手間を軽くします。
級で絞り込めるかどうかが、実は最初の関門になる
教材が多くても、自分の級で並べられなければ選べません。一覧を級で絞る操作が用意されているかを、最初に確かめてください。
- 級で絞り込み、表示される数を見る
- 知っているタイトルがいくつあるかを見る
- 単語・読解・過去問が、それぞれ揃っているかを見る
- 1つ開いて、問題の見た目を確認する
単語と読解と過去問が、同じ場所に揃うことの意味
技能ごとに別のアプリを使うと、記録が3か所に分かれます。1つに揃えば、今日やることを決めるのに迷いません。
ただし公式の看板は付いていない
これは正直に書きます。市販の教材を集めたサービスであり、試験実施団体のものではありません。形式の正しさは、収録されている教材の側が担保しています。
何を基準に選ぶかを、分岐で決める
ここまでの整理を、実際の手順に落とします。2つの質問に答えるだけで決まります。
質問1:使いたい教材がすでに決まっているか
質問2:解いた結果を、自分で集計し続けられるか
2つとも「決まっていない・難しい」なら、答えは1つになる
教材も決まっておらず、記録も手作業では続かない。この状態なら、教材と記録をまとめて引き受ける形が最短です。
公式の新サービスを待つという選択も、間違いではない
公平のために、待つ判断についても書いておきます。条件が合うなら、これは合理的です。
告知文には、今後の企画を検討するとある
英検協会の文書には、学習者と指導者に役立つ企画を今後検討する趣旨の記載がありました。ただし時期も内容も示されていません。
待ってよいのは、試験日が遠い場合だけ
受験まで半年以上あり、今は別の教材で進められているなら、急ぐ理由はありません。逆に3か月を切っているなら、待つ選択は現実的ではありません。
- 次の受験まで、まだ半年以上ある
- 今の教材で、進度に困っていない
- 公式であることを、他の何よりも重視している
「公式にこだわる」こと自体は否定しない
保護者が子どもの学習環境を選ぶ場面では、提供元の信頼性は大きな判断材料です。その価値観は尊重されるべきものです。
ただし、公式の過去問という手段は今も残っている
試験実施団体は過去問を公開しています。アプリがなくなっても、一次情報としての問題そのものは手に入ります。
つまり「公式のものを使いたい」という希望は、今も一部は叶えられます。足りないのは、解いた結果を採点して記録する部分だけです。
- 級ごとの試験内容と問題形式の説明
- 公開されている過去問
- 解答用紙の見本
- 形式改定の内容と対象級
併用するなら、役割を分けないと進度が読めなくなる
複数の道具を使うこと自体は問題ありません。ただし、置き方を決めずに始めると効果が薄れます。
同じ範囲を二重に進めない
同じ級の同じ分野を、2つの場所で進めると進度が分かれます。どちらも中途半端に見えて、判断ができなくなります。
役割の分け方の例
- 日々の演習と記録:アプリ側に集約する
- 本番形式の通し練習:紙の過去問で行う
- 作文の見直し:別の手段を確保する
作文と面接は、演習アプリの外に残る
これはどの選択肢でも共通の課題です。書いた英文の評価と、面接での受け答えは、教材を回すだけでは埋まりません。
語彙は、どの構成でも土台として残る
読解でもリスニングでも、語彙が足りなければ止まります。級ごとにどこまで積めばよいかは英検の語彙の記事で扱っています。
4週間あれば、代わりの教材は軌道に乗る
道具を切り替えた直後は、進度が落ちます。落ち方を最小にするための手順を置いておきます。

第1週:級で絞って、教材を1つだけ決める
複数の教材を同時に開かないでください。最初の週は、1冊を決めることだけが目的です。
- 受験する級を確定させる
- その級の教材を一覧で眺める
- 目次と最初の数問を見て、1つに決める
- 決めたら、他の教材は開かない
第2週:解いた結果の残り方を確認する
毎日少量でよいので解き、履歴がどう溜まるかを見ます。残り方が分かれば、復習の設計ができます。
第3週:落としている分野を1つに絞る
2週間ぶんの記録があれば、傾向が出ます。いちばん落としている分野を1つだけ選び、そこに時間を寄せます。
このとき、正答率の低さだけで選ばないでください。配点が大きい分野を優先したほうが、同じ努力で戻る点が大きくなります。
- 設問数が多い分野を先に見る
- その中で、落としている割合が高いものを選ぶ
- 直せば戻る見込みがあるかを考える
第4週:本番形式で通してみる
分野別の練習だけでは、時間配分が身につきません。過去問を1回分、時間を計って通します。
この4週間で見る指標は、正答率ではない
短期間で正答率は動きません。見るのは「毎日開けたか」と「記録が残ったか」の2点です。
クーポンや特典の案内が残っていたら、まず日付を見る
終了から時間が経っても、優待の案内は各所に残っています。ここでつまずく方が多いので、対処を書いておきます。
教室や書籍からの案内が、更新されていないことがある
紙のチラシや、教室のサイトに残った案内は、更新されないまま置かれる場合があります。告知の日付を確認してください。
コードが使えなくても、こちらの操作ミスではない
入力しても通らないのは、サービスが存在しないためです。何度も試す必要はありません。
返金の扱いは、当時の告知に記載があった
有料プランを利用していた方への対応については、終了時の告知で案内されていました。現在も残っている契約がある場合は、運営元の案内をご確認ください。
学校や塾から勧められた場合の伝え方
指導する側でも、情報が更新されていないことがあります。告知の日付を示せば、話は早く済みます。
スタディギアとその代わりについて、よくある質問
検索で見かける疑問をまとめます。事実の記述には確認日を添えています。
スタディギアは今も無料で使えますか
使えません。無償提供が終わっただけでなく、サービス自体が終了したと発表されています。
有料プランなら使えますか
使えません。サービスの終了は、有料と無料の区別なく適用されています。
アプリを以前に入れていた場合はどうなりますか
終了後は利用できないと案内されていました。端末に残っていても、機能しません。アイコンが残っているだけの状態なので、整理して構いません。
なお、アプリの新規のダウンロード自体も終了に先立って停止されたと案内されていました。今から入れ直すことはできません。
英検の公式アプリは、他にありますか
学習用のアプリとして、以前のスタディギアに相当するものは案内されていません。試験情報や過去問の公開は、公式サイト上で続いています。
なぜ終わったのですか
公表された説明では、英検対策のアプリや出版物が充実し、当初の目的を果たしたためとされています。品質上の問題によるものではありません。
代わりに何を使えばいいですか
自分の級の教材が入っていて、記録が残り、使う前に中身を見られるもの。この3点で選んでください。
公式でないアプリでも、形式は合っていますか
改定内容は事前に公表されているため、対応版の教材であれば形式は合います。版の新しさを確認してください。
子どもに使わせる場合、何に注意すればいいですか
課金の設定を保護者側で管理してください。無料の範囲でどこまでできるかを、最初に一緒に確認すると安心です。
紙の問題集だけでも対策できますか
できます。ただし正誤の集計を自分で続ける必要があります。そこが続くかどうかで判断してください。
過去問はどこで手に入りますか
試験実施団体が公式サイトで公開しています。解説が必要な場合は、解説付きの教材を別に用意してください。
級ごとに使うものを変えるべきですか
変える必要はありません。級を上げるときに、教材だけ入れ替えるほうが操作を覚え直さずに済みます。
アプリのランキング記事は参考になりますか
用途が自分と合っているかを見てください。順位そのものより、選定の理由が書かれているかが重要です。
無料の範囲だけで、代わりは務まりますか
教材を確認する段階までは務まります。解いた量を積む段階になると、範囲の広さが必要になります。まずは無料で中身を見てから判断してください。
スタディギアと同じ画面のものを探しています
同じ操作感のサービスはありません。画面ではなく、4つの工程が埋まるかで探してください。
塾のプリントとアプリを併用しても大丈夫ですか
問題ありません。ただし記録の置き場所は片方に決めてください。二重に管理すると、どちらも見なくなります。
結局、公式がないと不安です
その感覚は自然なものです。ただし試験実施団体自身が「選べる状況になった」と述べている点は、判断の材料になります。
まとめ:公式が畳んだ以上、選ぶ役割はこちらに移った
長く見てきましたが、やることは絞れます。最後に要点を残します。

- スタディギア for EIKEN は、サービス自体が終了している
- 終了の理由は品質ではなく、選択肢が十分に増えたという判断だった
- 「公式だから安心」は3つに分解でき、そのうち2つは代わりで埋まる
- 残る1つは、自分で選ぶ手間として戻ってくる
- 選ぶ基準は、級の教材・記録の残り方・事前の確認のしやすさ
探し続ける時間は、もう使わなくていい
存在しないものを探す時間は、そのまま学習時間から引かれます。前提を更新して、次に進んでください。
選ぶ作業は、10分で終わる
級で絞って一覧を見て、知っている教材があるかを確かめる。これだけで、大半の判断は片付きます。
比べる対象を増やすほど、決まらなくなります。1つ試して合わなければ次に行く、という進め方のほうが速く終わります。
次に読む記事
- 英検全体の進め方を知りたい → 英検の総合記事
- 旺文社の音声アプリとの違い → 英語の友との比較記事
- 語彙の到達ラインを決めたい → 英検の語彙の記事
- 料金の考え方を確かめたい → 料金と解約の記事


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